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こんな異世界、お兄さんは認めません!  作者: アカポッポ
第二章 受難のBランク試験
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第二章のあらすじ

【Part1】

 異世界を訪れてから数週間立ったある日、真耶(まや)がハルトに一つの警告をする。

 それは藤宮家の当主 我道(がどう)がハルトの素性(すじょう)を気にしており、このままでは不審に思われて屋敷から追い出されるかもしれない、という物だった。

 そんな事をされては困ると焦るハルトに、真耶は一通の手紙を差し出す。そこには、戸籍を作成する為に魔力測定を受けて欲しい、とあった。

 手紙に従い、翌日魔力測定へと出かけるハルトだったが、その道中で金髪碧眼(へきがん)の幼女と出会う。


【Part2】

 道中で出会った金髪幼女と共に、駅の方向へと向かうハルト。

 どう見ても月生(つくい)(異世界ながら日本語が使われている、物語の舞台となる国家の名称)の出身には見えない彼女だが、その月生語は達者だった。

 受け答えもしっかりしている彼女だが、更に駅までの道も完璧にナビゲーションしてしまう。

 駅前で一般人の変装をしたアリスと真耶に合流し、ハルト達は電車に乗り込む。

 その後ろで、金髪幼女は不安げな顔をしていた。


【Part3】

 電車に乗り、魔力測定を行う技能センターへと向かうハルト一行。

 ハルトが出会った金髪幼女は名をリーシャと言い、Bランク試験を受けに行く途中だと話す。

 ハルトが測定するレベルと、リーシャが取得を目指すランク。真耶曰く、レベルはオドの強さを示す数値であり、ランクは実戦能力を示す資格なのだと言う。

 その後一行は雑談を挟みつつ、技能センターへと到着する。


【Part4】

 技能センターに着き、魔力測定を受けるハルト。

 ハルトが受付を済ませて帰ってくると、そこには幼児コーナーで無邪気に遊ぶアリスとそれを見て興奮している真耶の姿があった。

 特に真耶の様子に近寄り難い雰囲気を感じたハルトは、逃げるように魔力測定を受ける。

 そしてその結果は、属性傾向は火属性100%で、レベルは一般的な上限が500なのに対し、三つの内二つの指標が400近くという驚異的な数字だった。


【Part5】

 測定結果を聞いて戻ると、リーシャの姿が見当たらない。アリスに探して貰うと、椅子に座って泣いているリーシャが見つかった。

 アリスが言うには、Bランク試験には二人組で受ける試験内容があり、リーシャはペアが見つからない為、このままでは受けられないとの事。

 さらに、魔物の活発化により、ランク試験は今回を最後に(しばら)く実施されないのだと言う。

 落ち込んでいるリーシャを助ける為、ハルトは一緒にBランク試験を受ける事を決意する。


【Part6】

 筆記試験対策は順調に進むハルトだが、実戦試験向けの魔術の練習が(はかど)らない。

 マナで編んだ剣、エルゲージを出そうとするも、悪戦苦闘するハルト。そこに、会う約束をしていたリーシャが到着する。

 その後、アリスの提案で簡単なお茶会を開く事になったが、お茶を持ってきた真耶は使用人の身分を理由に参加を(こば)んでしまう。

 が、ハルトとアリスに押されて真耶も参加する事に。場は(なご)やかな空気に包まれるのだった。


【Part7】

 お茶会がひと段落ついた所で、ハルトは真耶に実戦試験対策が進んでいない事を指摘される。

 マナの操作が上手く出来ないと話すハルトに、真耶は以前森の中で<トーチ>の明るさをどう調節したのかと問う。

 あの時は妹を想う事で解決したが、今回も流用できるかもしれない。そう思って試してみると、ハルトのマナ操作力が向上(以降、『妹パワー』)。

 かなりの精度でマナを操る事が出来た。

 その傍で真耶は、妹に何かあるのではと疑う。


【Part8】

 Bランク試験当日。

 ハルトはリーシャと雑談しつつ、筆記試験会場の技能センターへと向かう。

 緊張するハルトだが、実戦能力を測る試験の為、筆記試験の難易度はそこまで高くは無かった。

 その後、実技試験の会場へと向かうバスに乗り込むが、バスの揺れに(おび)えるリーシャが意図せずハルトを誘惑してしまう。

 誘惑に何とか耐えたハルトだったが、意識が朦朧(もうろう)とする程にグッタリしてしまうのだった。


【Part9】

 気が付くとハルトは、椅子に座っていた。

 手作りのクッキーを差し出すリーシャに、何故お菓子作りが得意なのか尋ねると、リーシャはポーション精製の練習だと答える。

 その後、第二試験の呼び出しを受けるハルト。

 内容はペイントボールを当て合う実戦形式。

 試験を説明した男性、省吾(しょうご)が相手だと思っていたハルトだが、実際の試験相手は別人との事。

 そして試験相手の風霧 刃を見て、ハルトは驚く。

 相手はリーシャより小さな女だったのだ。


【Part10】

 第二試験開始直後、悠々(ゆうゆう)と妹パワーを発動しようとするハルトだが、そこを刃が急襲する。

 何とか妹パワーを発動するも、刄の匠みな立ち回りに翻弄(ほんろう)され、最大失点のペイントボールを当てられてしまう。

 焦ったハルトは、更にその後被弾。

 その後も攻撃に合うハルトだが、ふと刃の攻撃が奇襲ばかりである事に気付く。

 奇襲を防ぐため、ハルトは魔法で試験場の障壁を破壊するのだった。


【Part11】

 遮蔽物(しゃへいぶつ)を無くし、サシの勝負に持ち込んだハルト。が、突如刄がケタケタと笑い始める。

 全力を出すようハルトに言った後、刄はその身体からは想像もつかない怪力で襲い掛かった。

 が、ハルトは刄が身体強化魔法を使う事に気付いており、隙を突いて拘束、着弾にも成功する。

 しかし、その仕打ちに刄が号泣してしまう。

 狼狽(うろた)えるハルト。が、それも刄の作戦。

 また被弾し、かなり厳しい状態でハルトは第三試験を受ける事になるのだった。


【Part12】

 いよいよリーシャと共に受ける第三試験。

 ハルトは第二試験の結果から高スコア必須な状況だったが、それをリーシャに話せずにいた。

 魔物との戦闘形式の第三試験は、大怪我もあり得る。そう注意して洞窟の中を進んでいくハルト達だが、途中まではあっさり攻略する。

 それもあってか、二人で挑戦しようと話していた最終ポイントにハルトは単独で突入。

 もう少しで目的達成と言う所で、普段出現しない強力な魔物、ゴーレムに出会ってしまう。


【Part13】

 ゴーレムに捕まるハルトだが、そこにリーシャが到着。二人はその場から離れようとする。

 が、ゴーレムの投擲(とうてき)がリーシャの腕に命中。

 それでも逃げ、治癒魔法で何とかリーシャの腕を治す事にも成功するが、彼女が傷ついた事にハルトは自責の念を感じ、泣いて謝罪する。

 しかしリーシャは、ハルトに笑いかける。

 彼女にとって、一緒にBランク試験を受けてくれた事はそれ位嬉しかったのだ。

 涙を拭き、ハルトは再び立ち上がる。


【Part14】

 ゴーレムを倒す為、二人は作戦を考える。

 ゴーレムの弱点は背中のコア。そこに魔法を当てる為、ハルトは一つの作戦を思い付く。

 それはゴーレムを人工的に作った砂場におびき寄せ、リーシャの魔法で倒れた所をハルトの魔法で撃ち抜くという物だった。

 かくして二人はゴーレムの撃破に成功し、第三試験を高スコアで突破。Bランクになった。

 しかしその後、省吾から驚きの内容を聞く。

 第二試験の相手の記憶が、無くなっていた。


【Part15】

 異常な出来事に戸惑うハルトと省吾。

 また、身体強化魔法は禁術で、かつ小さな子供の使い手は存在せず、二人は頭を悩ませる。

 が、疲労で眠ったリーシャを気遣って解散。

 その帰り、ハルトはテレビの取材を受け、その様子はある人物の目に止まった。

 視点は変わってレイヴンファミリー。

 そこでは、ハルトの妹パワーについて話していた。

 フギンは、妹パワーがハルトと美夜子の精神的繋がりによる物だと指摘する。


【幕間1】

 眠ったリーシャを、家まで送り届けるハルト。

 だが、その家は月生(つくい)語で書かれたポーション調合店。出迎えたのも、月生人の男性だった。

 そしてハルトは、その男性からリーシャの生い立ちを聞く。故郷を強悪な魔物が襲った事、そこに派遣された里親がポーションを調合して故郷の皆を治した事、それを見て調合師に(あこが)れ、Bランク試験を受けると言い出した事。

 リーシャは過去に囚われていると話す義父だが、ハルトはリーシャは立派な子だと返答する。


【幕間2】

 藤宮家に帰ったハルトは、給仕の佐伯から真耶に近づかないよう忠告される。

 ハルトは、テレビの取材で藤宮家の名前を出した事が原因だと直感した。

 が、真耶と鉢合わせしていまい、あろうことか藤宮家の当主 我道(がどう)と話すよう言われる。

 強烈な威圧感を放つ我道。

 だが、それは真耶のいたずらだった。

 その後我道はアリスや真耶について話し、ハルトに期待している旨を伝える。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 普通に面白いです。 キャラが良いですね。こんなお兄ちゃんは嫌だ(褒め言葉)と思っているのに応援してしまう。こんなバトラーさんは嫌だ(褒め言葉)と思っているのに何故か憎めない。お二人には是非…
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