魔法陣について
【魔法陣】
魔法を発動させる為の図形の事。
魔法陣を用いて発動させた魔術を、陣術と呼ぶ。
陣術は詠唱術と違い、魔法とスキルを組み合わせて発動させる事も出来る。
魔法陣は、五芒星・属性紋・円・魔法記号によって構成される。
【属性紋】
無・水・火・土・風の属性を表す模様の事。
以下に列挙する。
【魔法記号】
魔法陣を描く際に使用される記号。
A~Zのアルファベットと英数字に対応する。
魔法陣では、これ以外の文字や記号を書いても機能しない。
魔法記号の一覧を下記に示す。
【層】
魔法陣の外側に重ねていく円同士の、その合間の事。中心から第一層、第二層……と呼ぶ。
外側の層になるほど円周長は増えるが、その分マナの使用量も増える為、魔法陣を描く際はなるべく層の数を減らすのが大切である。
【コード】
魔法陣の内容を記した、魔法記号の羅列の事。
一つの層に対して書けるコードの量は、命令文ひとつ分までである。
【基本となる魔法陣の描き方】
魔法陣は以下の手順を基本に描かれる。
1.
五芒星を描く
2.
五芒星の中心の五角形に内接する円を描き、その円に接するように魔法文字でMと書く
3.
発動させる魔術の属性と一致した属性紋を、五芒星の角の中に描く。
属性紋を描く位置は、無属性を頂点として時計回りに水・火・土・風と決まっているので注意すること。
4.
コードの開始位置となる五芒星の端を、四分の一以上塗りつぶす。
開始位置に決まりは無いが、慣例的には無属性の属性紋の位置である。
5.
五芒星に外接する円とその外側に、ある程度の間隔を空けて円を描く(層)
6.
層にコードを書いていく。
この際、コードの文字は外側と内側の両方の円に接するように書くこと。
また、コードが書ききれなくなった場合は行の最後に△を書き、続きは次の層の△の真上の位置から書き始める。
次の層に新しく命令文を書く際も、前コードの終了位置の真上に書くのが慣例である。
7.
コードを書き終えたら、空白の層を一つ描く。
【機能群】
条件分岐や繰り返し処理、スキルの使用など、魔法の発動以外の要素を組み込む際に使用する。
【ヘッダー】
スキル発動や四則演算など、魔法発動以外の要素を盛り込む際に、最初に記載するコード。
殆どの機能群はstdfcを読み込む事で使用可能になるが、一部の機能・魔法の使用には他のヘッダーを読み込む必要がある。
【連結魔法陣】
起点となるmain魔法陣以外に、複数の魔法陣を組み合わせた魔法陣群の事。
main以外の魔法陣は補助陣と呼び、補助陣とmain魔法陣は直接的あるいは間接的に接合されている必要がある。
接合は、魔法陣の一番外側の円の接線で示す。
補助陣の使用方法は様々であり、main魔法陣と同じようにコードを描く事も出来れば、コード無しでの運用も可能である。
また、補助陣はmain魔法陣からマナ供給を受けられる為、コードが少なければ五芒星を描いてマナを吸収する必要は無い。
【機能群の詳細】
作中で登場した機能群を、以下にまとめる。
wait|カウント|
カウントした分、後処理の開始を遅らせる。
touch|[型], 参照陣1, 参照陣2, ……|
接触の有無を確認する。
範囲の指定は魔法陣を用いて行い、指定方法にも下記の1~4の型がある。
1:魔法陣の中心点を結んで出来る線
2:魔法陣同士の接線
3:魔法陣の中心点を結んで出来る図形の内側
4:魔法陣の内側
when||
『||』の中が真になった時、後処理に移る