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婚約破棄をした令嬢は我慢を止めました  作者:
婚約破棄編―リ・アマンティ祭―
217/353

家族の無事を知れて良かった。……のに

 



 先代司祭オルトリウスが作った秘密の部屋と通路。知っている者は製作に携わった者だけ。オズウェルの小言と監視(仕事をサボらせない為)から逃れるのに必要なだけの部屋と通路と知るのも製作者達のみ。理由が理由だけに下らないとされても、いざ緊急事態に陥ると大変便利で有り難い。秘密の通路をベルンハルドに手を引かれて歩くファウスティーナの不安はまだまだ一杯。敵が絶対に知らないという確固たる安全もない。シリウスに渡された灯りを頼りにベルンハルドは前へ進む。


 声を掛けてもいいか悩む。小さな声なら良いのかと抱くも、もしも、というのもある。



「ファウスティーナ」

「!」



 掛けるか、掛けないかを悩んでいるタイミングで掛かったベルンハルドの呼び声に思わず肩が跳ねた。



「あ……ごめん、驚かせて」



 足を止めて振り向いた顔には申し訳なさが溢れていた。



「違います……私も殿下に声を掛けようかと考えていたから」

「そうだったのか」

「でも、下手に声を出して気付かれたらと思ったら」

「父上が言っていたのだけど、秘密の通路を知ってるのは大叔父上と叔父上と父上だけって言ってた。余程の大声でもない限り、声を拾われることもないって」

「そうでしたか」



 それを聞いて安心した。



「父上がいたのには驚いたけど、絶対に大丈夫だって言ってくれた。僕達は信じて歩いて行こう」

「はい、殿下。……ところで陛下がいるのはどうしてなのですか?」

「あー……何でなんだろう」



 ベルンハルドも聞かされてないらしい。聞こうにもファウスティーナとの合流が最優先だと告げられれば頷くしかなく。もしも内緒で外に出ているのなら、今頃王城は教会とは別の意味でパニックになっていないだろうか。



「母上は怒っていそうだな……」

「王妃様が怒る姿って想像出来ませんね」

「普段は優しくても、怒るととても怖いよ」

「殿下は怒られたことがあるのですか?」

「何度かね。……とても怖かった」



 叱られた当時を思い出したのか、急にベルンハルドの目が遠くなった。

 優しく、時に厳しい王妃をよく知っているファウスティーナでもあの人が怒っている姿をよく知らない。

 自分の怒っている姿なら何時だって思い出せる。大抵母が怒るのは自分が原因の時だけ。ケインやエルヴィラには怒らない。自分だけ……。


(深く考えないでいよう。今とは関係がないのも)


 重い過去を思い出して気分を重くするのは、この状況では相応しくない。



「どれくらい歩かないといけないか分からないけど、このまま進もう」

「そうですね」

 再び2人は歩き出す。

 灯りがなければ真っ暗で何も見えない。

 通路自体は掃除が行き届いており、壁には埃すらない。

 シエルが掃除をしているのだろうか。


 常にオズウェルの目を盗んでファウスティーナに構いたがるシエルは、助祭のお小言など右から左に聞き流す。



「司祭様は無事でしょうか……」



 会場でニンファに謎の液体を掛けられ、苦しんでいたシエルを見たのが最後。



「無事であると信じよう。父上もいるのだし」

「ネージュ殿下も心配です」

「ネージュだってきっと大丈夫だよ。護衛騎士がついてる筈さ」



 貴賓席から隠し部屋に移動する際に発熱してしまったネージュは、駆けつけた護衛騎士に引き渡した。本来なら自分達も彼等といた方が良かったのだが、そこへ大勢の敵が押し寄せた。ベルンハルドが捕らえられそうになり、彼を突き飛ばした代わりにファウスティーナが捕らえられてしまったのだ。今日は目出度いお祭りの日なのに、自分の運は最悪なもの。


 8歳の誕生日で誘拐された時は、執事のカインが睡眠薬を使い、目が覚めても側にヴェレッドがいた為に然程恐怖というものを感じなかった。

 しかし今日は違う。ちゃんと意識はあり、感情もある。得体の知れない敵に捕らえられた時は凡ゆるものに対し覚悟と諦めが過ぎった。

 ファウスティーナの窮地を救ったのが――シリウスであった。



「殿下は陛下に変装技術があったのをご存知でしたか?」

「ううん。全く。お城に戻ったら、父上に沢山話を聞いてみるよ。時間が取れるか怪しいけど」



 グレゴリー書店で高い本棚にあった本を取ってファウスティーナに渡したあの男性が、実はシリウスだったなんて誰が想像するか。髪は鬘、ちゃんと見えているのかと問いたくなる糸目は瞳の色を見せない為の偽造。あれでちゃんと見えていたのが驚きしかない。



「外に出たら、お兄様やお父様、エルヴィラを探したいです。特にエルヴィラは……」



 あの時――爆発音が響き、シエルに危害が及んだ。混乱する人々が安全を求めて外へ向かって走る光景にはエルヴィラの姿もあった。ケインが何度も大声で呼び止めても振り向きもせず逃げて行った小さな背中。あの時身動きが取れなかった父も、動けるようになればエルヴィラを追い掛けただろう。情報収集が無理で自分の目につく情報しか得られない現状では、信じて無事を祈るだけ。

 ファウスティーナの不安をベルンハルドの言葉が消した。



「エルヴィラ嬢なら心配いらないよ。父上が教えてくれたんだけどね」

「陛下が?」



 曰く、パニックになって外に逃げ出したエルヴィラを保護したのは――ヴェレッドだった。シエルが危険な目に遭ったのなら、真っ先にシエルを助けようとするヴェレッドが保護したと聞かされたファウスティーナは意外そうに目を丸くした。



「ヴェレッド様が追いかけてくださったのですか?」

「これも戻ってからでないと詳しい事は分からないけど、父上がいるなら叔父上は放置してもいいって言ってエルヴィラ嬢を追いかけたって」

「……どんな時でもヴェレッド様はヴェレッド様ですね」



 だが、安心した。



「後はケインや公爵の安全が知れれば、ファウスティーナも安心だね」



 向けられた笑みにファウスティーナも釣られて笑んだ。身内の安否を知らないのと知っているのでは大きな差がある。

 会話はそこそこに交わしながらも、2人は歩き続けた。


 時計もない、同じ道をずっと歩き続ければ感覚が狂っていく。どれくらい歩いたかと抱き始めたら、「あ」と2人は同時に発した。

 ベルンハルドは持っていた灯りを前へ上げた。


 前は行き止まりだが扉があった。



「これが父上が言っていた出口だよ」

「長かったですね」



 足が痛みを覚え始めていた。



「どれくらい歩いたんだろう」

「こんな時時計があれば時間も分かりましたのにね」

「これからは、時計を常に所持しないとな」

「ですね」



 2人は顔を見合わせ、笑い合う。

 終わりに到着した今だから浮かぶ笑み。


 灯りをベルンハルドから預かったファウスティーナは「下がってて」と言われた通り、数歩後ろに歩いた。ドアノブを下ろしたベルンハルドは慎重に扉を開けた。



「う……」



 微かな隙間から差し込まれた眩しい光に目が眩む。

 更に扉を開いた先に瞳が映したのは――下層礼拝堂だった。

 誰もいないかを確認したベルンハルドは下層礼拝堂に出るとファウスティーナを呼んだ。



「誰もいない。出てもいいよ」

「はい……っ」



 灯りを持ったまま、ファウスティーナも恐る恐る下層礼拝堂に足を踏み入れた。『リ・アマンティ祭』メインイベントのあった会場と離れているせいか、シーンとした場内は不気味なくらい静かだ。普段は人が大勢いるのもあるせいで。



「外に出てみましょう」

「うん」



 2人は周囲に気配を尖らせつつ外へ出た。



「あ……!」



 教会の外には会場にいた人が沢山いて、その中には駆け付けた騎士も多数いる。



「殿下、お嬢様」



 右から聞こえた声に2人は同時に振り向いた。そこには最後に見た時と何ら変わらないメルディアスがいた。彼は2人の前に立つと片膝を地につけた。



「ご無事で何よりです。陛下から、隠し通路から出て来ると聞いていたので待っていました」

「父上は?」

「陛下も無事です。今は現状確認をしておられます」

「そうか。叔父上は?」

「シエル様ですか? あの方は――」

「――ベルンハルド様!!」



 シリウスの無事も分かり、次はシエルの無事を確認しようとした矢先。響いた少女の声に一斉に目がいった。瞳を濡らし、頬を赤く染めたエルヴィラがワンピースの裾を持ってベルンハルドの元へ駆け付けた。



「良かったっ、ベルンハルド様がご無事で! わたし、わたし……!」

「え、えっと。エルヴィラ嬢も無事で良かった」



 感極まって涙を流すエルヴィラに圧倒されたのか、ベルンハルドはたじたじになる。ファウスティーナは周囲に目をやった。エルヴィラがいるなら、父や兄もいるのではないかと。だが2人の姿はなかった。



「エルヴィラ、お兄様やお父様は?」



 ベルンハルドに見せていた感激の面持ちは、ファウスティーナになると不機嫌に変わった。



「わたしの心配より、お兄様やお父様が大事なのですか!?」

「そういう事じゃないわ。エルヴィラが心配だったのは当然よ。でも、2人の姿がないから」

「わたしがとっても怖い目に遭っている間、守られていたお姉様にわたしの怖さが分かる筈もありませんものね!」

「エルヴィラ嬢、それは言い過ぎだよ。ファウスティーナはエルヴィラ嬢の事をずっと心配していたんだから」



 エルヴィラの場合は混乱して無我夢中で外に逃げてしまったが為。咎めるつもりは一切なかった。今日のような状況になってずっと冷静な判断を求められれば、ファウスティーナだって無理だと首を振る。


 ベルンハルドの険しい声色にエルヴィラは大粒の涙を流した。



「だ、だってっ、わたし、すごく怖い目に遭って……それをっ」

「怖い目に遭ったのは皆一緒だよ。エルヴィラ嬢だけじゃない。でも、ファウスティーナがエルヴィラ嬢の心配をしていたのは本当なんだ。此処にいないケインや公爵の心配をするのも当然じゃないか」

「うぅ……ご、ごめんなさい…」



 泣きながら謝ったエルヴィラの瞳は再びベルンハルドに向けられた。自分が何かを言っても倍以上の声で反論して本格的に泣き出すのが目に見えている。ここはベルンハルドに対応を任せようと、何故か口元を押さえて肩を震わせているメルディアスへ近付いた。



「メルディアス様、会場を襲った人達は全員捕まったのですか?」

「ふふ。いいえ、まだ何人かは。ただ、捕まるのは時間の問題でしょう」

「他国から来ていた高位の方々は?」

「ご心配なく。丁重におもてなしをしております。後日、各国にお詫びもします。こんな事態に巻き込んでしまったので。公爵や公子の無事も確認済みなので安心してください」

「本当ですか!!」



 他にも今日お祭りに誘って1度も会えていないアエリアも滞在先の宿にいると告げられ、安堵した。父と兄は、やはりエルヴィラとは別行動になってしまったので先に宿にいさせているとメルディアスは答えた。エルヴィラがまだ此処にいたのは、なんて事はない――ヴェレッドがメルディアスに押し付けて何処かへ行ったから。肝心の本人はまだ行く場所があるからと今日は戻らないとか。



「やれやれ、坊や君も最後まで面倒を見てほしいよ」

「エルヴィラを見て下さりありがとうございます」

「いいえ。さて、おれは他の騎士を呼んできます。お嬢様とエルヴィラ様、殿下をそれぞれの場所へ送るようにと」

「はい」



 立ち上がって頭を下げたメルディアスが去り。エルヴィラに積極的に話し掛けられ困っている風でもないベルンハルドを一瞥し、自分の今からの行動を思案した。


(今行ってもエルヴィラが怒って泣き出すだけだし、殿下も楽しそうだからこのままでいましょう。そうなると私は何をしましょう)


 知り合いもいないこの場で自分は何をするべきか。神官達も騎士と一緒になって慌ただしく働いている。手伝いを申し出ても却って迷惑になってしまう。


 困ったと悩んでいると不意に途方に暮れた表情で周囲をキョロキョロとしている小さな女の子を見つけた。気になって女の子の方へ行く際「ファウスティーナ……?」誰かに呼ばれるも聞こえていないファウスティーナは女の子に近寄った。

 怖がらせないよう優しく声を掛けた。



「どうしたの? 誰か探してるの?」

「お、お父さんがいなくて……」



 家族とはぐれてしまったのだ。


 ファウスティーナは女の子の父親の特徴を聞いて一緒に探すことに。大人の人数が多くて中々見つからない。聞くと人の波に女の子は飲まれ、そのまま父親と逸れてしまったのだとか。ずっと探しているが見つからず。父親の方もきっと娘を探している。あることを思い付いたファウスティーナは、1人の騎士に話し掛けた。丁度、お婆さんと若い男性と話し終えた直後だった。



「あの、騎士様」

「! ヴィトケンシュタイン公女様、どうされました?」

「子供を探している男性はいませんでしたか? 父親と逸れてしまった女の子がいまして」

「ああ、お任せください。さっきも祖母と逸れた男性といましたので」



 快く女の子の父親探しを受け入れてくれた騎士にお礼を言い、2人を見送ったファウスティーナは次はどうしようか考える。あの騎士なら、父親が見つかるまで女の子の面倒を見てくれるだろう。

「ファウスティーナ」出入り口付近でエルヴィラに捕まっていたベルンハルドがいつの間にか側に来ていた。



「今の子は?」

「父親と逸れてしまっていたみたいで。騎士の方に一緒に探してくれるようお願いしたところです」

「そうか。見つかるといいな。他にも家族と逸れた子がいるかもしれないから、探してみよう」

「そうですね。エルヴィラはどうしました?」

「エルヴィラ嬢なら僕と一緒に来て……」



 言いかけて後ろを向くとエルヴィラはいた。真っ白な頬を一杯に膨らませて不満げにファウスティーナを見ていた。



「お姉様がどれだけ酷い人かよく分かりました」

「え?」

「何を言ってるの? エルヴィラ嬢」

「だって、そうではありませんか! わたしの事はあまり心配しなかったくせに、他人にはああやって面倒を見ていたではありませんか!」

「……」



 エルヴィラが何を言いたのか分かるが、逆に分からなくて首を傾げたくなった。昔から仲が良いとは言えず、ベルンハルドと出会ってから敵対心を持たれるようになった。エルヴィラの方もファウスティーナに絡むだけ絡んで自分の分が悪くなると母を味方につけて叱らせようとしてきた。


 また、エルヴィラの心配はちゃんとした。


 女の子に対しては、父親と逸れた姿が不憫で見ていられなかったからだ。


 困惑としていると先程の騎士が戻って来た。ベルンハルドの姿を確認すると礼を見せた後、報告をした。



「公女様、先程の女の子の父親が見つかり合流が出来ました事をご報告申し上げます」

「良かった! ありがとうございます騎士様」

「僕からも礼を言おう。ありがとう」

「そんな! 自分は当然の仕事をしたまでです。それでは殿下、公女様。失礼します」



 騎士が去って行くとファウスティーナは未だ剥れたままのエルヴィラへ苦笑を浮かべた。他にも逸れた子がいないかを確認したいがエルヴィラの相手をしないとまた此方が困惑する発言をしかねない。休息を取るための宿に一緒に行こうと提案し掛けた時、見知った髪の色をした男性を遠目で発見した。



「あ、ヴェレッド様」



 エルヴィラを保護したのは彼だと聞いたから、会ってお礼がしたい。



「殿下、ここでエルヴィラと待っていてください。私ヴェレッド様にお礼を言いに行きます!」

「あ、待ってファウスティーナ!」



 早く行かないとヴェレッドが行ってしまう。制止の声に構わず駆け出したファウスティーナへ手を伸ばしたベルンハルドだが、行ってしまったのなら仕方ないと諦めた。ああやって一直線に突っ走る様は嫌いじゃない。エルヴィラへ向き、僕達も追い掛けようと発し掛けたら、エルヴィラの顔が瞬時に青くなった。疑問に感じ、紅玉色の瞳が見る方向へ目を向ける前に意味を理解した。



「どいてくれえー!!」



 尋常ではない走り方の馬の背に乗る男性が必死に叫び声を上げ、声や状況に気付いた人々が慌てて道を開けていく。手綱を握っているが全く効果がなく、馬を止めようにも速度が普通ではなく馬にしがみついた格好で乗っているせいで体勢も取れない。その内男性は馬の速度と暴れ具合によって地面に振り落とされた。


 騎手が落ちても馬の興奮は変わらなかった。


 ハッと、ベルンハルドは嫌な予感を抱いて前を見た。ヴェレッドの姿を目撃して追い掛けて行ったファウスティーナの姿を探した。


 ――いた。



「ファウスティーナーっ!!」



 ファウスティーナが飛び出した道には暴れ馬が迫っていた。1番大きな叫声は届いてくれた。彼女の足を止めるのと一緒だった。立ち止まったファウスティーナがベルンハルドへ向く前に「早く逃げるんだ!!」と誰かの大声が飛ばされた。そこで暴れ馬が迫っていると知ったファウスティーナは硬直した。



「ファウスティーナ!!」



 暴れ馬の速度と大きさから、ぶつかったらファウスティーナは死んでしまうかもしれない。


 考える、という行為がベルンハルドにはなかった。ファウスティーナを助けようと考えるよりも体が先に動き出した。


 しかし――



「だ、駄目!! 行かないでベルンハルド様!!」



 走り出しそうとした体はエルヴィラに腕を掴まれた事によって失敗に終わった。


 瞬時に怒りが湧き上がるも馬の鳴き声で霧散し、再び視線を戻した時にはファウスティーナを暴れ馬から救出するには不可能な距離に縮まっていて……ファウスティーナという障害を踏み潰さんが如く馬が前足を振り上げた。





読んでいただきありがとうございます!


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― 新着の感想 ―
[一言] 続きが気になります❗ 楽しみです( *´艸`)
[一言] エルヴィラは姉を見ても全く反応なく王子のことしか気にかけなかったのに、自分のこと気にかけてくれなかったら怒るとかほんともう・・ ファウスティーナの方がよっぽど怖い目にあってるというのに、そん…
[気になる点] まだエルヴィラいたのね。 [一言] 暴れ馬にファナは・・・でも、彼女は女神の祝福があるはずなので。ベルンハルドの気持ちはファナにあるのに、エルヴィラは・・・(以下自粛)
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