絶叫系アトラクション
私は絶叫系アトラクションが苦手だ。
ジェットコースターで急降下する際の浮遊感で、死を悟ってしまうからだ。
セーフティレバーから手を離し、万歳をしながらキャーと叫ぶ人達を羨ましいと思う反面、もし落ちたら助からないぞという気持ちになってしまう。
そんな私が先日某有名テーマパークに遊びに行った時の話である。
テーマパークでは、友人とジェットコースターに乗ったのだが、偶々私の右隣が女子高生の二人組だった。
2人は怖いなとか、絶対にあかんわとしきりに怖がっていた。
そんな2人の会話を少し聞いていたが、あまり盗み聞きするのも悪いと思ったので、左隣にいた友人に話しかけた。
このセーフティレバーから身体がスポンって抜けたらどうする?
怖すぎて力いっぱい押し上げた反動でセーフティレバーが持ち上がったらどうする?
もし急降下中に起きれば確実に死ぬ、もしくは重症を負うであろう事を延々と友人に言い続けていた。
隣でキャッキャと怖いと言っていた女子高校生も流石に不安に感じたのかしきりにこちらを不安そうに見ていた。
友人曰く、女子高校生達が余りに不安そうにするので、ごめんねとこっそり誤っていたらしい。
私は同士であるはずの女子高校生達を更なる恐怖に突き落としていたのだ。
その女子高校生達とは会うことは、おそらく一生無いのでこの場を借りて謝りたいと思う。
その節は本当に申し訳なかったです。