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スカウトマン
私は大学生時代、金髪にしていた時期があった。
誰しもが尖った時があるだろう。
丁度そんな感じだった。
女性で金髪だとやはり目立つのだろう。
風俗のキャッチや意味のわからない人に声をかけられる事が多かった。
そんな中、一番印象に残っている事がある。
私は、駅の中を1人で歩いていた。
すると、後ろから声を掛けられた。
振り返るといかにもチャラそうな男性がいた。
男性はキャバクラのスカウトマンだった。
なぁ、君若いな!いくつ?
チャラ男が馴れ馴れしく聞いて来た。
キャバクラなら、20以上でないと働かせてはいけないだろう。
しかし、私は当時20歳を超えていた。
そのため、本当の年齢を言うとマズイと思った。
困惑した私は咄嗟に18歳です。
と答えていた。
私は混乱した。
今なんて言った?
18歳?え?
スカウトマンも黙ってしまっている。
やばい、そう思った。
ええ?ほんまに?
16歳かと思った!!
なんて?君、アホなん?
そう思ったが、何も言わずに目的地に向かってひたすら歩き、そのスカウトマンを撒いた。