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あの人はわたしを愛さない

作者:

思い付きのままに書きました。不自然な点があったらすみません。

  親同士が決めた婚約だった家柄や年が近くお互いに利益があると言うことで結ばれた。


 小さいときから顔を合わせてきて、親からは将来この子と結婚するんだと言われて来て育ったものだったから自然と彼には親愛を抱いた。


 それは恋には程遠かったかもしれないもしかして母親や姉みたいな気持ち立ったかもしれないけど私は彼に恋していると思った。


 彼は優しかった彼の親からもなにか言われてそうしてたかもしれないけれど些細なところでも気がきいて私はどきどきしていた。


 例えば日々の小さな変化に気づいてくれたりやちょっとした誉め言葉さりげなく私を優先してくれる態度をとってくれるそんなことに私は引かれたのだ


 でも今から思い出たら彼はいつも同じ様な感じだったある一定のルールにそうように感情を乱さず私のことを対応していた気がする…すると言うだけで確かではないが


 いやよそう考えても栓なきことだ彼とはそのまま結婚することになった順調だった何もかも優しい彼に友達は羨ましいと言ってくれ多少の優越感を抱いていた。


 そんなときだった彼が交通事故にあったのは、幸い命に別状はなかったが病院について彼とあったとき別人だった。


 記憶喪失だと医者からは聞かされた、私はその時その言葉であまりショックを受けていなかった彼はいつか私を思い出す。そんな考えだった。


 だが待てども待てども彼の記憶は戻らない私はある日いってはいけない一言を彼にいってしまった、


「はやくもとのあなたに戻ってよ!今のあなたなんて大嫌いよ!!」


 残酷な言葉だったもうすぐ来るはずだった幸せをてにできないもどかしさ、回りから言われるちょっとした一言そんなものに私はイラついていた。直ぐ様自分の言葉を取り消そうとしたが、


  そんな言葉を受けた彼は平然としていた、不気味だった記憶がなく不安でないんだろうか、こんな理不尽な言葉をぶつけられ怒りはしないのだろうか様々な考えが脳を支配してるとき彼はいった


「すまない君の怒りも納得出来るものだ、でも私はおそらくもとの私に戻れない」


「いや、もしかするともう元の私かもしれないけれど君の望む私にはもうなれないのだ」


 初めて聞く言葉遣いだったいつもの彼はもう少し穏やかさと砕けた口調で話していたはずたこんな口調ではなかったと思った。


 呆然としている私を見ながら彼は話始めた。自分は起きたときから周りに対してとくに興味わかないだとか、過去の自分の日記をみて似たようなことが書いてあっただとか。


 そういうことを喋っていた。


「私はもう元の私みたいにはなれないかもしれない」


「だけれども婚約者だったという君の幸せにすることが私のすべきことのように思えるのだ」


「だから私の結婚は取り消さないでくれないか」



 その後のことはあまり覚えていない自宅に帰りベットに横になって起こったことを思い出してみも混乱するばかりだった。


 だけれども、あの彼であり彼でないあの人のそばにいたらいつか彼のようにもう一度過ごせる日が来るような気がして、私は彼ではないあの人と私は結婚した。


 数年経ってあの人は彼と似たような行動をし始めた周は彼が記憶が戻ってきたんだなといっていたが、近くにいた私は違うと思った。


 彼の振りをしているだけだ、彼は未だ帰ってこない。あの人の瞳の奥には何にも興味がないようにみえる。


 家族にも友人にも結婚した私にでさえなんとも思ってない。


 あの人は私を愛してなどいないのだ、そうして私もあの人を愛してなどいない。私が愛したのは彼だけなのだからだ。


 そんな歪な私達は今日も暮らしている幸せそうにすごしながら、愛し合っているようにしながら、私達は今日を過ごす。









最後まで読んでくださりありがとうございました

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