勇者になって、どうするの?5
遅くなってしまい申し訳ありません。
戦闘シーンは次回以降に持ち越しという事で(;´・ω・)
翌朝目が覚めると、不思議と体に力がみなぎっていた。
「・・・・・・、あぁそうか。ここは異世界だった」
そうひとりごちるとゆっくりと身を起こした。
簡素な内装に粗末なベッド、本当に寝るだけにあるような部屋であった。
取りあえずお腹が空いた。
ダレンがいくらか当座の金を渡してくれたので、それで朝ごはんでも食べに行くかと思いながら服を着がえる。
「しかしほんとに俺は異世界に来たんだろうか、夢じゃないか。嫌だぞ、実際は昏睡状態で病院に寝たきりとかは」
しかしそんなことを考えていてもキリがない。
気持ちを切り替えて下に降りる。
「おはようございます!」
急に声をかけられビクリとする。
振り返るとふにゃふにゃとした笑顔を浮かべた少女がいた。
「あ、お、おはよう」
かろうじてそう返したが、向こうはそんなことを意に介さず笑顔で話しかけてくる。
「本日は朝食サービスをご利用されますか?」
朝食サービスなんてあるのか、これを利用しない手はない。
「あぁ、頼むよ。ちなみにメニューは何?」
「はい!メニューはお米にあんかけをかけたものと、サラダになっております。ちなみにあんかけは魚介系となっております!」
う~む、魚介系か。昨日お酒を飲んだせいか魚介系は地味にうれしい。
「お席はこちらになります!」
案内されるがままに席に着くと間もなく料理が運ばれてきた。
「こ、これは・・・!?」