残った
掲載日:2015/06/30
テストを受けた。
大学受験な訳なんだけど。
受かっているかとても心配だ。
なにせ、模試ではいつもC判定の大学だからだ。
「それでは、合格発表を行います」
大学講堂の正門では、学生会長が高らかに宣言した。
上から布が一気に垂れ下がる。
そこには番号が何百個と書かれていた。
「090011……」
その中で、自分の受験番号を探す。
090010の次、怖くて目が滑る。
でも、勇気を出してみた。
「あった……」
合格した。
それが信じられず、少しの間何もできなかった。
それから歓喜の叫びへと変わり、大慌てで親に電話した。
「合格っだって!」




