三
森の中をずいぶん彷徨った。空飛べたらすぐなんだけど。早くベッドで眠りたい。お風呂入りたい。
神様殴りたい。早く森からでよう。もうスライムなんて食べたくない。
少女迷走中………
出られない。そんなこんなで私は今、大量の魔物に遭遇してしまった。十はいる。いくら死なないって言ってもこれはないでしょう。ここにきてそんなにたってない女の子をいじめるのが好きなのか。私は剣をとり魔物退治をすることにした。ゴブリンみたいなのと餓えた犬みたいなのとかだから剣はきくと思う。正面のゴブリンめがけて私は剣を振った。すると横から犬とゴブリンが攻撃してきた。私は反応できなくて攻撃を食らった。さすがに痛い。死なないけど痛いものは痛い。すぐ横のゴブリンを斬った。魔物はお構いなしに攻撃したり噛みついてくる。気を失いそうだ。血が流れていく。抵抗として私は剣を振る。血の匂いに誘われて魔物は増えていく。ゴブリンとかでも侮っていた。雑魚キャラでもリアルで何匹もいたらふつうは死ぬだろう。一振りで何匹かは死ぬがその分攻撃をしてくる。諦めてくれるまで時間がかかりそう。もう耐えられない。意識が朦朧とする。限界だ。キレてもいいよね。
魔法なんてわからない。ただ身に纏う。それを炎にする。極端なイメージ。すべてを燃やし尽くす。
火傷なんて気にしない。死なないから。燃やす。ただ、ただそれだけ。何が起きても知らない。燃えろ。
気が付くと焼け野原にいた。燃やしてしまったのだ。森も魔物も動物も。