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十五

「財布を忘れてしもうた。これから取りに戻るからこの布を飛ばされないようにしとくれ。」

「了解。忘れ物するなんてナダレはやっぱり年寄なんだよ。」

「じゃあいってくるでな。」

ナダレは布に魔力を込めた瞬間消えた。これって紋章術ってやつなのかな。にしても何が描かれているのかもわからないくらい文字とか模様で埋め尽くされてる。しかも年寄扱いをスルーされてしまった。本人も自覚済みなのかそれともただ単に無視したのかもわからないし。まあ布は飛ばされないように石で固定して。昼寝を始めるとしますか。


「これ何を寝ておる。少しは歩くぞじゃないと明日に町につかなくなってしまう。」

「…ナダレもう帰ってきたの。まだ三十分とちょっとしかたってないじゃないの。あと十分。」

「おいていくぞ。財布を持っているのはわしじゃから貴様は町に入れないがのう。」

「わかった~今いくよ。」

まだ寝たかったし来るのはやいよ。でも三十分ってどこに財布を置いてたらそうなるんだろう。あの家じゃ三十分は早いほうかな。

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