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page.0 エピローグ
「疲れた。」
そう言いながら私は家のドアに手をかけた。時間は午後5時。玄関は暗い。母は遅くなるって言ってたっけ。そんなことを思いながらリビングへ向かう。
「おかえり。」
リビングについて聞こえた音はそれだった。少し高い、涼しげな声。むかつくほど透き通っている。
「なんであんたがいるのよ、京介」
「別にいいじゃん、涼ちゃん」
そんなことを言いながらゲームをしている画面から目を離し、見上げてくる。
長いまつ毛に、青みがかった瞳。髪は長くて、後ろで結んでいる。耳にはピアスの穴が空いている。イケメンというより美少年なのだろう。
そんなことはさておき。おかしい。ここは私の家だ。しかも、同じ学校だ。なんで私よりも早くついているのだろう。まぁいいかと思いつつ、京介を蹴っ飛ばす。着替えるために部屋に向かう。なんで私より早くに家にいたかは後できこう。場合によっては警察を呼んでやる。そんなことを考えていると、リビングから何か聞こえてた。着替え終わりリビングに向かえば、誰もいない。
「あいつ帰りやがった。」
まぁ明日問い詰めればいい。そう思いつつ、夜ご飯の支度を始める。
今日の夜ご飯はなににしようか。




