表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
何もしたくない魔王と勇者のスローライフ やる気のない世界の中心で  作者: 南蛇井


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

65/155

scene3 リオ、畑仕事に挑戦

村の朝食を終えたあと、リオは村人の誘いで畑へ向かった。

丘の上に広がる黒い土は、陽に照らされてふっくらしていて、

見るからに「育ちそう」な気配をしている。


村人Aが鍬を手渡す。


「ほい、試しにここ、耕してみな」


リオは慣れた手つき――ではなく、

**“剣と同じように振らないように慎重に”**構えた。


「よっ……と」


鍬を振り抜いた瞬間――

ぱかっ、と土が割れ、陽光を受けてふわりと粒がきらめく。


村人A

「おおっ! やるじゃないか、働き者のお兄ちゃん!」


リオ

「い、いえ、ただ振ってるだけで……」


村人B(籠を抱えながら)

「素直に褒められときなよ〜。この土、あんたと相性いいみたいだよ」


リオは額の汗を拭き、ふっと笑う。

剣を振るうときの緊張とはまるで違う、軽くて温かい心地が胸に広がった。


リオ(心の声)

(剣じゃなくて鍬を振るって……

 誰かの生活の役に立てる……

 こういう“戦い”なら……好きだ)


鍬を振るたび、土がきれいに開き、

それがそのまま「平和の証」に見える。


初めて――

“誰も傷つかない作業”が楽しいと、心から思えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ