表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
何もしたくない魔王と勇者のスローライフ やる気のない世界の中心で  作者: 南蛇井


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

62/155

scene3 村人たちの“いつも通り”すぎる反応

オットーとのやり取りを終えると、すぐ近くの畑で作業していた村人が、

まるで散歩中の犬にでも話しかけるような気軽さで声をかけてきた。


村人A(のんびり笑顔)

「お二人とも顔色いいねぇ。

 旅してきたって顔してる。ちゃんとご飯食べてるかい?」


手には鍬。

日差しの下で汗を拭いながらも、視線はひたすら穏やか。


続いて、カゴを抱えた別の女性が、

まるで道端の花を見つけた程度のテンションで近づいてくる。


村人B

「宿ならあっちだよ〜。

 あ、それと温泉もあるの。疲れはすぐ取れるからね〜。」


その声も動きも驚くほど自然で、

二人を「旅人」として扱っているだけ――

そこに“警戒”のかけらすらなかった。


まるで、

「昨日から住んでた人」であるかのような距離感。


リオ(心の声)

(……平和すぎて逆に怖い……いや、怖くない……

 でも……なんだこれ……不思議すぎる……)


アザル(心の声)

(……ここは天国……? いや、地上……?

 どちらでもいい……尊い……)


あまりにも“普通”であることが、

彼らにとっては眩しかった。


これまで肩書きに縛られ、

常に緊張と責任を背負ってきた二人には――


この緩さこそが、

胸に染みるほどの優しさだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ