表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
何もしたくない魔王と勇者のスローライフ やる気のない世界の中心で  作者: 南蛇井


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

53/155

scene5 仲間たち、心配する気ゼロ

普通なら――勇者がいなくなるのは国家レベルの大問題だ。


だが、勇者リオの仲間たちは違う。

“あいつは迷うもの”という共通認識が、深く、静かに根付いている。


ガルドが立ち上がり、軽く腰を鳴らした。


「迎えに行くかー。

 あいつ、石碑の前を三周するタイプだし」


ミナが頬杖をついたまま、ひらひらと手を振る。


「温泉の湯気で方向感覚なくしたって言いそうですよね。

 “霧のダンジョンかと思った”とか」


シルフィは落ち着いた手つきで湯飲みを並べていく。


「じゃあ戻ってくるまでお茶でも淹れましょう。

 どうせ戻る頃には、喉も渇れてますし」


ガルドは思わず天を仰いだ。


「いや誰も危機感ないのスゴいな?

 一応、うちの勇者なんだけど?」


三人の空気は、あくまで平穏。


“あのリオのことだから、どうせそのうちひょこっと現れる”


そんな絶対的な信頼――いや、諦めに近い何かが、パーティ全体を包んでいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ