表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
何もしたくない魔王と勇者のスローライフ やる気のない世界の中心で  作者: 南蛇井


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/155

scene8 奇跡的な相性

二人の会話が一段落した頃、

ふと、どちらからともなく視線が森の奥へと向く。


霧がゆっくり流れ、木々の間で光が揺らめく。

ポヨン、とウサギ型魔物の鳴き声が響いた。


アザルとリオは、まるで打ち合わせたかのように――

同じタイミングで、同じ深さのため息をついた。


「…………」


言葉はない。

けれどその沈黙は、居心地の悪さとは程遠いものだった。


アザル(心の声)

(……この人、なんでだろう。話しやすい)


リオ(心の声)

(逃げたい気持ち……同じなんだ……)


わずか数分前まで“戦うべき敵”と教えられていた相手が、

いまは不思議なほど自然に、

“疲れた心を分かち合える相手”へと変わっていた。


この奇跡的な相性――

後に二人が世界の茶番をひっくり返す原動力になるとは、

まだ誰も知らない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ