お茶の祭典と遥くん
遥くんがお茶の祭典に行ったらしい。人が多いから、バレる心配は無かった様だけど、流石に変装はしていった様です。
誰かと言ったの? って聞いたら、まさかのお母さんとだった。遥くんのお母さん、こう言うところも行くのね。驚いてしまった。老舗のお茶屋さんで、お茶を買っているイメージがあったので、驚きました。もちろん、みどりさんも一緒だった様です。
荷物持ちなのかと思ったら、それもあるけど、自分でもいっぱい買ったみたい。そこ、遥くんだ、ブレない。
「で、土産」
「ん? お茶買いに行ったんじゃないの?」
「お茶は買った。そんで、他にも買った」
うちに届けられたのは、ビールとお茶だった。不思議な組み合わせだ。お茶だけじゃ無くて、お惣菜や雑貨なども売られていた様だ。すごいな。お茶は夏限定のレモンのお茶だった。緑茶と紅茶の二種類。
「そう言えば、宮城限定のお茶も買ったよ。それも、入ってる」
「ああ、いちごのお茶だ。これ、嘉くん喜ぶね。遥くん、グッジョブだよ」
宮城の限定茶の名前はどっちも嘉くんのテンションの上がりそうなお茶の名前だ。いちごのお茶と仙台七夕をイメージしたお茶の二種類がある。それから、私にって、瀬戸内のお茶も入っていた。これも、レモンじゃん。
「遥くん、ありがとう」
「おう、一緒に飲もうぜ」
遥くんが、うちに来るの前提で、お茶をまた持ち込んでくれたのが、どうやら本命らしい。でも、飲むのが楽しみだ。
2025/05/26 活動報告掲載