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ゴールデンウイークは書き入れ時です(麻衣の実家の事)



 ゴールデンウイークは天候との戦いだ。天候が悪くなる事も多く、連休中すべて晴れている事はほとんど無い。私も小さい頃から、田植えに駆り出される。

 私が中学に上がる頃には、田んぼの面積も広くなり、機械作業で田植えをするので、その前の苗の積み下ろしなどで忙しい。高校に上がると学校での実習があり、そちらは昔ながらの様に手植えだ。

 実家では、父と悠兄が交代で田植えを行う。稲の苗を積んだ車の運転は母で、家から積み込みと田んぼに着いてから、降ろすのは、咲子(さきこ)さんの仕事で、連携が取れている。

 (よし)くんのおじいさんのところも同じような感じだった。なので、バイトをしに行くが、春は基本、苗の積み下ろしだけだって言ってた。秋の方がかなり重労働だ。



「麻衣は田植えした事あるんだよね」

「うん、あるよ。高校は手植えだった。それと、実家の機械作業での田植えもやらせてもらった!」

「うわ、農機に乗る麻衣が想像付かない。悠兄のは、写真見せてもらったけど」

「写真あったかな、撮ってた様な気もする」

「いつやったの?」

「高校卒業後に東京に出る前に記念にってやらせてもらった。その後、機会あるか分からないからね」

「確かに、それ、俺もやってみたい」

「え」


 そう言って、私は目を瞬かせた。田植えをする嘉くんが想像付かない。私と同じくらい想像付かないだろう。あれ、悠兄でも周りが騒ぐんだ。嘉くんだとどれくらいの騒ぎになるか分からない。

 悠兄は私が高校の時に撮った写真がある。農機の左右にジャージ姿の敬兄、敬兄は高校三年生だ、とつなぎ姿の高校一年生の私が立っている。田植えの時期に撮られた写真で、私は高校生になったばかりだ。そして、悠兄は運転席だ。

 高校時代は規則が厳しくて、金髪にも出来ないので、高校卒業したら、速攻で金髪にしたらしい。土を触るので、ピアスは諦めたらしい。ちなみに、私は手伝う時は、耳に触らない様に気を付けている。



「広島戻って、畑で野菜作るなら、きっとその機会あるかもよ?」

「悠兄にやらせてもらうのは無し?」

「どれだけ乗りたいの」



 そう言って私は笑う。きっと、悠兄、やらせてくれるとは思う。今年の田植えの時期は難しいので、秋の稲刈りの時期になるかもね。



「嘉くんのおじいさんのところって、兼業農家になるんだよね」

「従兄弟もおじさんも働いているからね。そうなるかも」



 そうなると、手伝いはあった方が助かるね。今年は無理だけど、そのうち、私こそお手伝いに行きたいよ。



 2025/05/06 活動報告掲載

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