表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/247

どら焼きの日



 桃の節句(3月3日)と端午の節句(5月5日)に挟まれた日を、あんこを間に挟む「どらやき」の日とした。


 その一言に遥くんは突っ込んだ。うん、それ私でも突っ込むよ。四月四日がどら焼きの日で、遥くんの実家のお店にも数ヶ月前から張り紙がしてあった。なんで? って聞いたら説明してくれたんだけど、その後に自分で突っ込んだ。

 和菓子屋としては、納得いかないようですが、ちゃんと販売店としての策略に乗る様です。これで、売上が少しでも伸びるなら、良いとの事です。遥くんらしいな。



「で、うちのどら焼き」

「どら焼きって一時、生クリーム入りとか流行ったよね」

「流行ったな、うちのは、昔ながらの餡子入りだ」

「そっちは、流行りに乗らないのか」

「ああ、基本、変わった事はしない。手間がかかるからな」

「前に愛夢(あいむ)ちゃんにもらった、ずんだ餅入りのは美味しかった」

「仙台、なんでもずんだ入れるんだな」

「確かに」



 仙台のこだまのどら焼き屋さんは、愛夢ちゃんのお家の近所らしい。どら焼き、皮だけ食べたいな、って言ったら遥くんに怒られた。だって、すごく美味しかったんだもの。

 どら焼きだけじゃなくて、遥くんは美味しい緑茶も淹れてくれた。温度が大事なんだよ、とぼやいていた。ごめん、緑茶は熱湯で淹れちゃダメなのは知っていたけれど、細かい温度まで計っている遥くんを見てやっぱり、拘りがすごいと思った。

 (よし)くんは黙々と食べている。




 2025/04/04 活動報告掲載

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ