スーパーのパートのお姉さんとの話
近所のスーパーに買い物に出掛けた。今日は嘉くんは仕事なので、私一人だ。スーパーの野菜売り場を覗いて、白菜ひと玉千円に驚いた。うわ、高って思わず呟いてしまったぐらいだ。そしたら、その呟きを品出しをしていたお姉さんに謝られた。
「ごめんなさいね」
「あ、お姉さんのせいではありません」
「あら、おばさんで良いわよ〜」
「いやいや、お姉さんですよ」
前に会話をした時に話題になったが、このお姉さんは私より五つ上らしい、なのでお姉さんだ。悠兄と同い年なので、お姉さんだ。お姉さん、私を幾つだと思ってるんだ。私、年齢公表していますよね。
「川村さんのご実家は農家なんですよね」
「ええ、野菜は基本送られて来るので、ここまで高いなんて、意識していませんでした」
「いいなぁ。うち、この辺なんで、野菜は買わなきゃいけないので、困ってるのよね」
白菜に限らず野菜はどれも高かった。主婦には地味に辛い事だろう。主婦初心者を自負し始めた私は、知らなかった。それでも、キャベツが高いって言うのは知っていたが白菜もなのか。うちでは、キャベツの代わりに白菜を使っていたので、キャベツの値段は気にしていなかったんだよね。まさか、白菜も高いとは知らなかった。きっと、量を減らすと言う手段に出ると食べる量が減るので、父も悠兄も怒るだろうな。
「比較的、トマトは下がってきました。それに、今日は特売で一個八十八円です」
「あはは、商売上手ですね!」
「今夜のメニューは決まっているんですか」
「トマト缶使って煮込みハンバーグにしようと思っていたんだけど、トマト買おうかな」
「是非!」
そう言って、お姉さんは綺麗なところを選んでくれた。追加で、きのこ類も買って、今夜は煮込みハンバーグだ。今日は、嘉くんは事務所に行ってるので、予定通り帰って来るだろう。
2025/02/27 活動報告掲載