↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
445/504

山の日2026(八月十一日)



 祝日法では、『山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する』ことを趣旨としているそうだ。ちなみに、山の日の制定は平成二十八年と一番新しい祝日なようだ。

 それ以前に、十三県で山の日が独自に制定されているところもある。その一つに広島県がある。そっちは、六月第一日曜日でひろしま『山の日』と呼ばれるようだ。



 お盆休みを長くするためなんじゃないかな。本当は、十二日が候補に上がったこともあったようだけど、十二日は、昭和六十年に犠牲者が世界最多の単独事故であるが発生した墜落事故の日で、墜落した場所も「山」という事から、最終的に八月十一日を山の日とすることを決定したそうだね。



「これ、でも、よくあることだよね」

「何が?」

「追悼とお祝いが重なること」

「そうだね、きっと、十一日だって、お祝い出来ない人だっているかもしれないね」

「東日本大震災の月命日だよ」



 毎月十一日には、東日本大震災で犠牲になった人のために、祈る人は今でもいる。



「広島の山の日の方が、子供たちは嬉しいかもしれないね」

「確かに、六月は祝日はないからね」



 で、今日は、休みなんだけど事務所で、お仕事中だ。うちの事務所は、お盆休みが十三日から十六日まで。お盆での仕事がある人もいるんだけど、スタッフの人数は減る。嘉(よし)くんたちの事務所は、お盆休みは、持ち回りで取るそうだ。愛夢(あいむ)ちゃんは、今年はお盆に帰れないって言ってた。



「インスタントコーヒーの日だって」

「これは、ドリップコーヒーだけどね」



 ですね、インスタントでも気にしないで私は飲むけどね。今日は、事務所に人が少ない。打ち合わせしているはずなんだけど、会議室はお菓子で溢れている。



「きのこの山の日」

「だから、あるんだ」



 でも、たけのこの里もあるけど。私は、きのこの山をつまむと、嘉くんの口に放り込んだ。



「自分で食べるんじゃないのか」

「美味しい?」



 遥くんのツッコミはわかる。だって、私は次々と手に取ってはみんなの口に放り込んだのだ。めぐみちゃんにも笑われた。休憩時間をそのまま取ろうとなったので、事務所内にいた他の子もやってきた。



「あはは、麻衣、雑」

「入るかー!」



 一気に三つ、遥くんの口に放り込んだら怒られた。何やっているのって莉子さんには呆れられた。

 と言うか聖良(せいら)ちゃん、無言でたけのこの里を食べないで。その様子の動画を撮りながら、黙々と食べている。器用だな。きのこの山、放り込めないじゃないの。聖良ちゃんは、たけのこ派だそうだ。



「で、麻衣は食べないのね」



 あは、バレたか。しょうがないな、きのこの山を一つ取ると私もいただくことにした。あまり、小さい頃は食べたことないんだよね。だって、お小遣いで、帰るお値段じゃなかったからね。



 2026/08/11 活動報告掲載

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。