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初売りの事、そして、新しいユニフォーム

特定のチーム名出てきます。ご注意を。



 愛夢(あいむ)ちゃんが、何故かうちにいる。実家に帰った時のお土産と新年の挨拶に来てくれていた。実は、こっちの愛夢ちゃんのお家もうちからさほど、遠くはない。やっぱり、事務所から近い物件を選ぶからね。お土産大量だった。どうやら、初売りにも行って来たらしい。うん、仙台の初売りは有名だからね。その、初売りで有名なお茶屋さんのお土産だった。クリーム大福は冷凍されていて、うちに来てすぐに冷凍庫に! って言われてしまった。初売りのその様子は全国放送でも取り上げられるので、TVで見ていた。

 夫婦でやって来て、新年の挨拶をしてくれた。お子さんたちは中山くんの実家に行ってるらしい。近いと楽だね。お正月の三が日も終わって通常営業だ。私たちの仕事初めはもう少し先だ。愛夢ちゃんも明日休んで、次の日に、仕事が入っているらしい。まぁ、世間では六日から仕事始めなんだけどね、ご苦労様です。

 ちなみに家にいるのは私だけだ。(よし)くんは用事があって、出掛けている。遥くんの家の初売りのお手伝いをするらしい。まぁ、初売りは四日から始まって、今日は八日なので、初売りって言わないのかも知れないけれど、それに、売り子ではなく裏方だ。売り子はまずいじゃん? 私も行こうとしたけれど、愛夢ちゃんが来たからね。愛夢の相手していて、って言われた。



「初売り、いきなり混んでるよね」

「まぁ、毎年の事ですし? 欲しいものゲット出来たので、大満足です」

「そっか、私には絶対に無理だな」

「麻衣さんは、行かないんですか?」

「初売りってさ、朝は早いし、混むしで行った事ないね」



 仙台の初売りは早いところでは、朝七時開店だ、寒い中、それよりもずっと早い時間、まだ暗いうちから並ぶ。地元では、そんなに早い時間ではないけれど、大きなショッピングモールだけは仙台と変わらない。ご近所の小さな商店だと景品にお皿とかもらえる。混み具合もそれほどでもないので、くじ目当てで、小さい頃は母に着いて行った。



「そういえば、来年のベガルタのユニフォームが発表されたんです」

「私に話すって事は何か私に関係する事?」



 いつもなら、嘉くんに突っかかるところなのだが、今日はいない、でもそんな感じでは無さそうだった。ぜひ、来年のユニフォームで作ってもらいましょうって言われてしまった。隣りの中山くんがスマホでその画像を見せてくれた。いつものベガルタゴールドにベガルタブルーが入っている。ベガルタっぽい星マークはさりげなく入っている。もう少し大きくても良いのにな。



「ああ、GKのって、えっと、左側がホーム? 右はアウェイ?」

「何も書いていないから分かりづらいですよね。中央の左のベガルタゴールドのがホームだと思うので、多分、こっちがホームだと思う。自信ないけど。右のアウェイでちょっと残念だけど、それでも嬉しい」



 GKのユニフォーム、左が紫で、右が緑だ。うん、私と愛夢ちゃんカラーだ。だから、一緒に作ろうって言ってくれたんだ。でもね、君の隣りの旦那さま、中山くんも紫じゃない? その事は、愛夢ちゃんには言って居ないのかな。中山くんに視線を向ける。



「ああ、愛夢も知ってるよ。俺も紫で作ってもらうよ」

「知ってたんだね。良かった。話せない事かなって思って黙ってたんだけど」

「というか、嘉、麻衣ちゃんにも話したのか」

「共犯って言われた。でも、知れて嬉しかった」



 ドイツの虹を意味するレーゲンボーゲンはドイツの認識では五色で、嘉くんと遥くん、サポートメンバーの三人を合わせて、レーゲンボーゲンだ。事務所には告げていない事実。それを知っているのは、五人と私だけだと思っていたんだけれど、愛夢ちゃんもだったらしい。



「私、知っちゃまずかった?」

「いや、そんな事ない。『虹』は麻衣ちゃんと切っても切れないそんな、大事なものなんだって言う事は知っている。だから、これは、知っておくべき事だって思っている」

「中山くん、ありがとう」



 そう言うと何故か愛夢ちゃんが私に抱き付いて来た。うん、愛夢ちゃんもありがとね、愛夢ちゃんは私にとって可愛い妹だ。優しく頭を撫でると、満面の笑みを返してくれた。

 今年のベガルタJ1目指して頑張って欲しいね。



2025/01/09 活動報告掲載

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