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キックインセレモニー

特定のチーム名出てきます。ご注意を。



 その日は、仙台のユアテックスタジアムにいた。隣りには、ベガルタ仙台のベガルタゴールドのユニフォームに身を包んだ、愛夢(あいむ)ちゃんがいる、背中に10の背番号とAimuの名前が入っている。私も同じくベガルタブルーのユニフォームにMaiの名前入りだ。これから、キックインセレモニーが始まる。野球で言う始球式の様なものらしい。ゴールに向かってボールを蹴るのだ。

 最初に愛夢ちゃんが、蹴った。スタジアムがAimuコールで盛り上がる。ベガルタファンの愛夢ちゃんは、何度もスタジアムに足を運んでいるので、大盛り上がりだ。相手チームからも盛大な歓声があがっている。こうして、有名なシンガーを呼ぶと相手チームからの応援も飛ぶんだね。

 続いて、私が蹴る番だ、周りは私は運動が苦手なのを知っているので、無理しないで、と言ってくれる。



「真っ直ぐ蹴れる様に頑張ります」



 一礼して、ボールを蹴る。蹴る際に、つま先を意識して、ボールの中央を狙う。私の蹴ったボールはキーパーの左側に向けて飛んで行く。思っていたボールと違っていたのだろう、一瞬の隙を付いてボールはゴールにおさまった。



「真っ直ぐって言ったよね。それに、思っていたスピードより早くない?」

「きちんと真っ直ぐに蹴りましたよ。左寄りでしたけど」



 実は、ボールを蹴る事は小学生時代にやっていた。男子が少年野球をやっている中、女子はフットベースボールをやる。小学校に入ると強制的にだ。なので、蹴るだけなら得意だ。その後に、ベースに向かって走るはすごく苦手だったけれど。



「ありがとうございました」



 最後にもう一度、一礼すると、私のキックインセレモニーは終わった、その後、愛夢ちゃんと『try again』を歌ってスタジアムを盛り上げたのだった。



2024/12/29 活動報告掲載

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