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ドラフト会議



 私がしゃべらないでいたら、困った様に笑いながら、(よし)くんが手招きしてくれたので、ソファの隣りに座ろうとしたら、引き寄せられた。今日は、ドラフト会議らしい。事務所に行っていたので、帰りが遅くなってしまって、ほとんどの結果はスマホで知ったらしい。



「一位指名、外したみたいだね」

「三球団競合で、外したのか。次の指名、お、仙台の子?」

「仙台大学って言うだけで、出身は違うみたいだけどね」

「そうなんだ、去年の二位の子は、宮城出身だったんだけどな」



 広島は、一位指名していた子の抽選に外れて、残念ながら次に指名した子になったらしい。ふと、絵美からの着信にスマホを取る。絵美も仕事よりもドラフト会議が気になってしょうが無かった様だ。



『今年は、広島と競合無かったね。麻衣、気にする事ないからね』

「何が?」

『去年、宗山くん、楽天が持っていったけど、その前は、楽天も競合して、広島に持ってかれてるんだから』

「ああ、そうなのか」



 その話、嘉くんも知っている。今年は、競合しなくてほっとしている。楽天は競合無しで、指名した子を一本釣り出来たって言っている。それは、良かった。

 TV番組を見ながら嘉くんと絵美の会話を聞きながら、お酒に口をつけていた私は、絵美の一言に苦笑した。だって、楽天、地元の子を引き当てるの、苦手らしい。でも、今年は、二位指名で地元の子を指名出来て、交渉権を獲得した様です。でも、その子、秋田出身で、これを地元って言うのか謎だ。考えが遥くんっぽい。遥くん、よく東北を一括りにするからね。



 2025/10/24 活動報告掲載

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