歓喜の声援を君に送る
サッカーの話しています、特定のチーム名出ています。
日曜日なのに、レーゲンボーゲンの事務所には、レーゲンボーゲンとサポートメンバーだけでなく、事務所のスタッフも揃っていた。みんな、休憩室に設置されたTVの前を陣取っている。私も誘われたので、家にあった実家から送られて来たお菓子を持参して顔を出した。
私が到着する一時間前には、事務所に来ていた様で、お昼ご飯も買って来てここで食べたらしい。すごい気合い入ってるな。もうすっかり、応援する構えだ。一番前に中山さん、愛夢ちゃんの旦那さんがいる。日曜日なので、事務所は基本休みなので、今日は、二人のお子さんも居た。お菓子をあげたら喜ばれた。お菓子のラインナップは、萩の月、ずんだ饅頭、仙台ゆべしと仙台のものをチョイスしてみた。食べずに残っていたし、これからの応援のモチベに繋がると思ったからだ。愛夢ちゃんは、もちろん対戦相手のホームである長崎まで行っている。そっちで、応援の予定だ。
沖さんが私のために椅子を用意してくれた。その椅子に座ると嘉隆くんも私の隣りに椅子を移動させて座る。隣りから、興味なさそうだったのに、と森本さんに揶揄われていた。さっきまで、一人だけ、窓際にいたはずだったが、私が来たのでTVを見る気になった様だ。
「えっと、何時から?」
「二時からかな」
「そっか、勝つといいね」
「監督は2−1で勝つって言ってるね」
「おお、強気だ」
椅子ではなく少し離れたソファを陣取っていた古川くんは、私がお菓子を持って来たので、お菓子に手を伸ばすために、テーブルに近寄って来た。うん、甘いもの好きだものね。そして、私の質問に答えてくれのは、中山さんだ。中山さんは奥さんの愛夢ちゃんの影響でベガルタを応援してくれている。今回も行きたかったはずだが、子供たちを置いて行けないからって、こっちに残ってくれたらしい。
試合はやっぱり、始まると見入っちゃうものらしい。あまり、興味のなかった嘉隆くんも古川くんもTVに釘付けだ。アウェーなのに、長崎の応援が多いのに頑張っている。前半に一点を取り、後半に三点、相手には一点取られたけれど、合計四得点取る事が出来た。それには、事務所内も大盛り上がりだった。
試合が終わっても愛夢ちゃんからの連絡はなかった。多分、応援団の人たちと盛り上がっているのだろう。だって、事務所内でもこの大騒ぎなのだ。ほぉと詰めていた息を吐いて私は、隣りの嘉隆くんを見ると彼はスマホで何かを確認している様だった。
「うわ、岡山勝ったのか」
「え?」
「山形応援していたんだけどね」
「うそ、東北ダービー期待してたのに」
「岡山には勝って欲しくなかったかな」
もう一つのPO戦はどうやら、岡山が勝ったらしい。それを調べてくれていたらしい。そして、岡山は広島をライバル視しているみたいです。なので、ちょっと、広島とは確執がある様です。今度は、岡山の方が順位が上なので、またアウェーでの対戦する様です。
事務所で大盛り上がりをする中、一時間遅れで、愛夢ちゃんから、素敵な写真付きでメッセージが飛んで来たのだった。うん、次も勝って、浅生さんのところで試合するんだから! と意気込んでおります。
2024/1202 活動報告掲載