さんさ踊り(八月四日)
「サッコラチョイワヤッセ」
「どう言う意味?」
「幸せを呼ぶって言う意味があるって聞いた」
「で、知っているのはそれだけって感じだよね」
「おっしゃる通りで」
『江戸時代から受け継がれてきたこのお祭りは、盛岡市に古くから伝わる鬼退治の伝説「三ツ石伝説」がルーツ。 踊り手たちのかけ声「サッコラ、チョイワヤッセー」の「サッコラ」には、「幸呼来」“幸せを呼ぶ”という意味があり、鬼を退治して幸せを祈願する「さんさ踊り」の思いが現在にも引き継がれています』
調べちゃえ、もう聞かれて答えられないのが分かっているので、調べる事にした。遥くんがいないと説明出来ないものは、みんなスマホで調べる事にした。それは、私だけじゃ無くて嘉くんもだ。
「一日から始まったのよね。やっぱり、東北の三大祭りじゃ無いから、あまり、全国放送ではやらないね。私としては、仙台の七夕よりは行くので、身近だったけどね」
「行った事あるんだ」
「うん、中学の頃までは毎年行ってたし、小学校の頃から参加もした」
「そう言えば、踊れるんだったね」
「うん、踊れた」
「え?」
「何年経ってると思うの。最後に踊ったのって、オーディションの時だよ」
「いや、でも、三味線は体が覚えていたっていうなら、踊りだって。なんだっけ、『雀百まで踊り忘れず』?」
「嘉くん、それ、意味が違う。小さい頃の癖が抜けない、ってあまり良い意味のことわざじゃないよね」
「あれ、そうだっけ?」
「そうです」
「ごめん」
「ま、いいや」
「麻衣?」
今時はスマホで音源も掛けられるのすごいよね。動画配信サイトさまさまだ。私はさんさ踊りを踊って見た。本当に、体が覚えているものだね。最後に嘉くんが拍手と共に、麻衣でも踊れる踊りなんだね。
うん、よさこいやすずめ踊りは激しくて、無理だけど、さんさ踊りは踊れます。
「おばあちゃんのさんさ踊り、今のとちょっと違うのよね」
「どう言う事?」
「さんさおどりいろんな場所でやっていたから」
『藩政時代から盛岡市近郊各地で行われていた伝統的で様々な「さんさ踊り」を統合、観光イベント化して1978年(昭和53年)から開催を継続しているのが現在の「盛岡さんさ踊り」である。以前は、盛岡川まつりというまつりが1971年(昭和46年)から1977年(昭和52年)まで開催されていた。その一つとして、さんさ踊りパレードを肴町中心で行っていたが、1978年(昭和53年)、盛岡市役所前の中央通りを利用した観光商業的な今の形になった』
「なるほど」
「まぁ、しょうがないよね」
「で、麻衣が踊り手の方なのはやっぱり、太鼓は持て無いから?」
「出来ない事は無い。あー、こらー、笑うなー」
「あはは、麻衣、出来ないなら出来ないって言っても良いんだよ?」
中学生の時にどっちもやったんだけど、信じてもらえなかった。これは、敬兄、持って来てくれたアルバムには無いので、今度、実家に帰った時に見せる!
2025/08/04 活動報告掲載




