表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
132/286

星空のプロムナードと絶品パスタ



『星空のプロムナード』今は残念ながら光っていない。光っている時に見たかった。きっと、(よし)くん喜んだと思うんだ。



「まず、地下鉄が珍しかったからね、初めて乗ったのが、東京に来てからだしね」

「広島は路面電車だものね」

「広島は地下が掘れないとかで、地下鉄は断念したみたいだね」

「そうなんだ。地域によって、地質も変わるんだね」

「その辺、(たすく)が詳しいよ。昔から、石とか鉱物好きだったって言ってた」

「ああ、もしかして、宮沢賢治繋がり?」

「うん、昔それで色々と話した」



 宮沢賢治は、『石っこ賢さん』って呼ばれるほどに鉱物が好きで、小さい頃から集めるほどだったらしい。宮沢賢治はそうだったけど、嘉くんが、星に興味は持ったが鉱物に関してはそれほどでも無かった様だ。どちかと言うと、遥くんの方が詳しい。前に、誕生石がトパーズだと知ったのは、遥くんからだって言う話だ。そして、森本くんは更に詳しいのか。



「でも、無くなったわけじゃ無いんだよね」

「うん、何度も利用する地下鉄の駅って広瀬通駅じゃ無くて、勾当台公園駅だから。余計に知らなかったのかもしれないね。仙台駅から勾当台公園は愛夢(あいむ)ちゃん、歩けるって言ってる」

「麻衣でも歩けるの?」

「流石に一駅ぐらいは歩ける」

「そこ、一駅なんだ。仙台駅から勾当台公園駅って二駅じゃない?」



 勾当台公園駅は、よくライブをするホールから近いと言うのもあって、利用する。光のページェントもその駅から近いね。嘉くんに仙台駅から勾当台公園駅までは無理な事がバレた。



「今度そこの駅で降りたい」

「そう言うと思った。いつでも見れるかもって思うと中々行かないよね」

「そして、なんだっけ。愛夢一推しのスープパスタだっけ。あれも食べたい」

「いつかじゃないの?」

「そう言っとかないと麻衣は絶対に後回しにする」



 愛夢ちゃんが悲しんでいんだよね。美味しいスープパスタのお店が閉店するらしい。仙台駅構内の飲食店って、いつも混んでいるイメージしかない。それでも、閉店しちゃうのか。閉店前に何度も食べに行きたいって言ってるけど、愛夢ちゃん、そのために仙台に帰るのか? そして、そのパスタ屋さんに嘉くんも行ってみたいらしい。



* * *



 結局、愛夢ちゃんと中山くんと四人で行く事になった。ちょうど、嘉くんが仙台で仕事があって、サポートメンバーは中山くんだけだ。ギターは持参。愛夢ちゃんは休みで着いて来た。スタイリストさんは今回は番組の人なので、マネージャーの野上さんだけだ。野上さんは、混んでいるところには行きたく無いって言っていて別行動だ。莉子さんが同伴してくれている。私はラジオ番組の収録があって仙台に来ていて、今回は莉子さんだけは同伴だ。莉子さんは、仙台発祥の冷やし中華のお店に行くって言ってた。あ、そこ、今度遥くんと行こうと思っていたところだ。



「このガイドブックから、消えちゃうの寂しいな」

「ああ、パスタ屋さん、閉店しちゃうものね。そういえば、そのガイドブック、野上さんにも渡したんですね」

「ああ、嘉は詳しくないから、便利だって。それと、新しいのも作らないとね」



 新しいお店、何か無い? って言われたけど私は詳しくは無いんだよね。愛夢ちゃんに聞いて下さい。



 2025/08/02 活動報告掲載

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ