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男と女の話   作者: きらら
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久遠と雅

雅は最近、気になる人がいる。実は会社には内緒で夜バイトをはじめたのだ。お酒は好きだし、おしゃべりも好き。スナックのバイトは思いのほか楽しかった。

よく来るお客さんで、面白い人がいる。久遠さんはかっこいいとかではないのだけど、なんかほのぼのしてて、どっちがお客なのかわからないくらい私のことを笑わせてくれる。週に2-3回は来てくれる。

ここのお店のお客さんはマナーもいいし、感じのよい人が多い。久遠さんはよく来るし、ボトルも入れてくれるから上客ってことよね。何回か顔を会わせるうちに、久遠さんのことがもっと知りたくなった。

ママからお願いされて、スナックのバイトを鈴に紹介してみた。鈴も酒豪だし、面白い子だからきっとママもお客さんも気に入ると思う。そして鈴もお店で働くことになった。

案の定というか、やっぱり鈴もすぐお店で人気になって、久遠さんとも仲良いらしい。(ちょっと妬ける。。。)(私のほうが先にしりあったのに。)そんなもやもやした思いを持ちながら働いていた。

今日も久遠さん来てくれて、楽しく飲んで、おしゃべりして、お見送りする時に、「雅ちゃん、お店やめてほしい。他のお客さんと仲良くしてるのみたくないんだ。」って言われた。

えっ、それって! ちょっと期待してもいい?

お店を辞めたので、堂々と久遠さんとデートできるようになった。仲のよい鈴にも内緒だったのだけど、久遠さんとデートの日に身内の具合が悪くなって急遽実家にもどらないといけなくなった。彼の携帯電源切れて繋がらないので、デートの待ち合わせに鈴に行ってもらうことにした。(ちょっと心配だったけど。)

 鈴は最初びっくりしたみたいだけど、満面の笑みで「おめでとう」ってい言ってくれた。鈴曰く、久遠さん私のことに好きなのばればれだったらしい。(苦笑)

 久遠さんは私のこともすごく心配してくれて、結婚を前提で付き合いたいと言ってくれ、そして半年後には結婚という、なんかあっという間の展開だった。

 縁ってあるもんだなぁ。


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