表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男と女の話   作者: きらら
1/6

翔と美樹

 翔と美樹は大学からの付き合いで、かれこれ5年ほど付き合っている。お互い就職して、仕事も順調で仲も悪くない。

 ある日、翔の転勤話が出た。美樹は前からやりたかった仕事に転職したばかりで、やりがいも感じていたし、翔について行くという事も考えてなかった。幸いな事に転勤先は隣の県。毎週とまではいかないが、月に何度かは行けない距離じゃない。車を走らせれば、2時間ちょっとだ。

 お互い休みが合う週末は、行ったり来たりして一緒に過ごした。たまに会うから、かえって盛り上がったりもした。

 遠距離恋愛悪くない。

 友達達が結婚し始めて、美樹はそろそろ自分たちもかな~とか考えていた。

 今週末、話してみようかな、今後の私達の未来。


 美樹は、ご機嫌でハンドルを握り、翔のアパートへ向かっていた。昼ちょっと過ぎに翔のアパートについて、近くのカフェにランチに行った。なぜか今日の翔はちょっとだけ静かでいつもと違う雰囲気。

 もしかして、もしかして、いよいよ?

『美樹、大事な話がある。美樹の事は好きだ。でも美樹以上に好きな人が出来た。ごめん、別れてくれ。』 

『えっ!!!』

それ以上は言葉が出なかった。だって、私のことは好きなのに、それ以上に好きな人が出来たって事は勝ち目ないじゃん。どう、戦っても負け見えてるじゃん。

 コクンと頷いて、お店出て、泣きながら高速道路で運転して自分のアパートに帰ってきた。

 風の噂で翔は新しい彼女と1年もしないうちに結婚して、今は子供も出来てパパになったと共通の友達から聞いた。

 翔以上に好きな人できるかな。。。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ