テスト期間
一言言わせてもらいます。来週、もしかしたらお休みするかもしれません
「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!もう無理ですわ!!やってられませんの!!大体どうして数式に文字を使うんですの!?伏せないでそのまま答えを使った方が早いじゃありませんの!?文字を使うのは公式だけで充分ですわ!!」
「ううっ……私も無理ですわ……エストランヘロ先生には申し訳ありませんがマーレ語だけはどうしても翻訳がカオスになるんですわ……あぁ、また猫が空を飛んで杖が氷漬けにされましたわね」
「お、落ち着いて下さい!まだテストまでは2週間あります!その間に僕ができる範囲で解説はしますから!!ほら、クリュッセル様!課題を燃やそうとしないでください!ロゼール様も!課題を破り捨てようとしないでください!」
ウィーナとの友情を育み始めて早くも十数日。クリュッセルとロゼールはロゼールの部屋で勉強会を開いていた。机に突っ伏しながら2人が暴走しかけるとウィーナが紅茶や菓子を差し出して止める。それを幾度も繰り返しているうちに2人の脳の処理機能がダウンしたのだった
目の前に積み上げられたのはテスト範囲を示した参考書と提出用の課題。課題が出されているのは文学と数術、外国語、魔獣学、精霊学の5つの科目であった。初めのうちは苦手科目とは異なる文学や魔獣学から手をつけていたのだが避けることが出来ない以上、2人は勉強会3日目になった今日、向き合うことにしたのだった
「うぅっ……だって、私は点が動く事に対して憎悪を感じるんですもの!!どうして平面上の物体が縦横無尽に動き回れるんですの!?どうして同じ文字をいくつも使って正しい数値とされるものが出せるんですの!?」
「私は……単純に文法の問題が……もちろん記述も不安なのですが、長文解読となるとどうしても理解の及ばない怪文書が出来上がるんですの……」
涙を流しながら訴える2人にウィーナは少し考えてから提案する
「……それなら、好きなものやことに置き換えて勉強をしたり、得意分野や趣味と混ぜながら勉強してみるのはどうですか?」
紙を1枚山から抜き出すと裏面に筆を走らせる。サラサラと音を立てて綴られる文字や図式を2人は覗き込む。しばらくの間、部屋にウィーナのペンを走らせる音が響いていると不意に止まる
「……よし。それじゃあこの公式の部分なんですけど、覚え方としては分数的な感じの公式なのでCPで受けと攻めを考えて名付けます。斜に構える受けと高身長の攻め、間に挟まれどちらにもなるのは底辺からの叩き上げ。という風に。これなら薔薇に見えてきませんか?」
「……!!」
クリュッセルが手渡された紙を見て無言で頷く。ウィーナは微笑んで頷くとロゼールにも紙を見せながら解説を入れた
「ここの文法は『私は誰のために何かを何しました』という文法で、例を挙げながらこの国とは異なる文法で書いたのを読むと『私はプレゼントしました恋人のためにチョコレートを』になるんです。ややこしいんですけど、CPにおけるプレゼントは〇〇の焦らしバージョンだと思えば行けると思いませんか?」
「……確かに!!それは美味しいシチュエーションですわ……!」
2人はウィーナの渡した紙とにらめっこを少しした後、顔を上げて声を揃えて言った
「「これなら私、できる気がしますわ!」」
目を輝かせてそう宣言すると2人はもう一度課題へと向き合う。ウィーナはそれを見て自身も精霊学の課題へと取り掛かり始めた。また解説するタイミングが来るまでの間にできるだけ課題を進める為に
はい、ということで、2人の叫びは私の叫びです。動くな点P。同じ発音でLとRとかEとAとか混ざるのでダメです
ロゼールの呟きである翻訳に関しては本当にカオスで、こぶとりじいさんが山に洗濯に行って雀のお宿でかぐや姫を見つけてるような状態です。クリュッセルの言う数学はナニソレオイシイノ?状態です。次週は投稿できるか分かりませんが、とりあえず次回はテストに入りたいです




