特待生の意外な職業
今回、直接的な薔薇描写はありませんがキャラが口にしてます
ウィーナとの初会話から数日後の今日、3回目になるお話会はロゼールの寮の自室で行われた
2回目までは噂の話を聞いたガゼボで聞いていたのだが、あまりの暑さに3人揃って体調を若干崩した為、回復した後にロゼールが『クリュッセル様とウィーナさんが倒れてしまっては大変です!次回からは御二人の寮の間にある私の寮でお話会を開きましょう!室内ですし、紅茶も飲めますわ!』と立ち上がり、約束を取り付けたのだった
シックな部屋には大きな本棚が3つほど取り付けられており、大量の薔薇本や百合本が並べられ、少し大きなテーブルに椅子が3つとティーセットが準備されていた
「私の部屋とは大違いね……やっぱり暮らす人の個性が出るわ……」
「物凄い量の本ですね……!」
2人が部屋を見回したり本棚のラインナップを見ているとロゼールは得意げに胸を張る。クロシェット(ロゼールのメイド)はテキパキと準備をしながら幸せそうに笑う主を優しく見守った
「あら?もしかしてウィーナさんはお仲間?」
「え?なにがですか?」
「いえ、この量の薔薇本と百合本を見ても引かない人は中々いなくって。私、クリュッセル様にしかあったことがありませんの」
「なるほど……!そういう意味でしたらぼ……私も同じですね。家には百合本もいくらかありますが、寮には薔薇本が数冊あるくらいです」
『失礼しますね』と言いながらウィーナが本を手に取るとパラパラとページを捲った
「クリュッセル様……彼女ならもしかして……!」
「そうね、ロゼール。だいぶハードな話は微妙かもしれないけれどソフトくらいなら話せそうね……!」
クリュッセルとロゼールはウィーナがパラパラと百合本を捲る間にいくつか本をピックアップしてテーブルへと乗せる。そして、ロゼールがウィーナの肩をつついて意識をテーブルと向けさせた
「ウィーナさん、折角だし今回はこの本たちについて話しましょう?」
「……」
キョトンとした顔でクリュッセルの手中の本を見つめ続けると、ロゼールが心配したように声をかける
「あ、あの、ウィーナさん?もしかして読んでなかったり……?」
「……あぁ、いいえ違いますよ。読んではいるんです。それはもう内容を完全に覚えるくらいに。……ただ、」
「「ただ?」」
「ただ、…………その作品、ぼ、私が書いたんです……」
少し顔を赤らめながらそう告げるとクリュッセルとロゼールは顔を見合わせ叫んだ
「「それ、本当ですの!?!?」」
ロゼールは本棚から同作者の本を全て取り出して並べ、クリュッセルは真ん中の椅子にウィーナを座らせる
「こちらの本の内容というかジャンル?とあとがきの一人称、出身地を全て答えて欲しいんですの!疑っている訳ではありませんと言ったら嘘になりますけれど、やはりきになるんですわ!」
手元の6冊の本をウィーナの前に並べて話すとウィーナは頷いた
「分かりました。それでは左から1冊目が幼馴染主人公×不良男子の薔薇本、2冊目が会社の上司×主人公の薔薇本、3冊目が第2性別のある世界での優勢美形×平凡学生主人公の薔薇本、4冊目が異種族ものでエルフの主人公×年下獣人の薔薇本、5冊目が生徒×教師の学園もの薔薇本、6冊目が主人公×ハイエナ獣人女子のふたなり百合本ですよね?そして、あとがきの一人称は僕。出身地はソーンナイトです」
そう答えるとウィーナは紅茶を啜ると『あ、これ好きかも』と感想をこぼす。一方でクリュッセルとロゼールはお互いに好きだと言い合っていた作家が目の前にいることに感極まり、天を仰いで涙を流していた
はい!これが書きたかったです!!!ウィーナちゃんを生んだ目的その1はこれです!!!嬉しい!!\(^o^)/(*´ω`*)
次回もお話してます!というか女の子のきゃっきゃうふふを書きたいです!今、無性に!!!
↓作者のコメント
ちなみに薔薇作品の名前は考えてません!専門外!!百合作品か桜作品しか書いてきてませんから!!今度友人に薔薇本の題名考えるの手伝ってもらいます!




