勉強会 2
さっき危なく単発投稿しそうになった
教室に戻り、参考書とノートを持って寮へと戻ると部屋の扉の前でリャイナとエトワールが出迎える
「おかえりなさいませ、お嬢様。お隣の方は……御学友のロゼール・ハワード様ですね。お2人共、御荷物をお持ちします。……それでは、お茶の準備を致しましょうか?」
「おかえりなさい!……あ!ロゼール!!どうしたの?」
2人の温度差のある出迎えに苦笑を零しながらクリュッセルがエトワールの頭を撫でながら答えた
「それじゃあ、お茶はお願いしようかしら。あぁ、そういえば今日は勉強をしに来たんだけど、どれだけ進めることが出来るか分からないから多分これから数日間はここで勉強会を開くつもりよ。エトワール。だから、少しの間はあんまり騒がないでいて欲しいの」
「分かりました。それでは私は少し席を外させて頂きます」
「……分かったよ。契約者との生活のためだもんね。でも、一緒に勉強会?に混ざるのはいいかな?」
リャイナが荷物を少し大きい机の近くに置くと隣室に移動すると、エトワールは少し悩んだ後、雨に濡れた仔犬の様な目で見つめた
「ん〜……私は特に構わないけれど、ロゼールは大丈夫?」
「あ、私も構いませんわ!なんなら一緒に勉強でもしてみませんか?エトワール様も勉強してみる事で新しい世界が開けるかもしれませんわ」
柔らかく微笑んでクリュッセルとエトワールを見ると鞄の中から一冊の本を取り出した
少し厚い表紙のその本は参考書とは異なり、シックな柄が描かれ、その中に題名と思わしき文字が綴られていた
2人がその本へと近付き、エトワールが手に取るとロゼールがにこにことしながら語った
「私のおすすめの作者様の本ですわ。勉強……とは少し異なるかもしれませんが、これも文学の1つですし、勉強になると思いますの」
パラパラと捲りながらエトワールは無言で読み進める。クリュッセルは椅子を引いて座らせるとその隣に座りロゼールと向かい合うように勧めた
「……随分と無言で読んでいるけれど、ロゼールは何をおすすめしたの?」
勉強を始める前にふと気になった内容について問いかけるとロゼールはくすくすと笑う
「安心して下さい。いきなり薔薇の園や百合の園はおすすめしていませんわ。……ただ、少しドキドキする恋愛小説ですわ」
(いやいやいや!全部の性癖の扉を開いたオタクは大体の場合、感覚がバグってるから少しがオタク基準でしょう!?色付いているキャンバスに黒を入れるんじゃないのよ!?まっさらなキャンバスが相手なのよ!?経験から言いたいけど、下手に強いのから入ると歪むって!!)
そう叫びそうになったところでクリュッセルは何とか抑えて微笑む
「な、なら良かったですわ。……さぁ、私たちは勉強を始めましょう?」
そこから2人は文学と精霊学を速攻で終わらせ、外国語も少し時間がかかったもの終わらせたクリュッセルとロゼールだったが、それぞれ次の教科で筆が止まった
クリュッセルは数術、ロゼールは社会科だった
ロゼールは参考書を片手に何とか答えを探すが、クリュッセルは計算式を見た途端に冊子を閉じて天を仰いだ後、優雅に紅茶を啜った
隣ではエトワールが何故かもう3冊入っていたロゼールの本を次々と読破しており、その隣では何故か座らせられたリャイナがわけも分からずロゼールの持ってきていた本を読んでいた
……(目そらし)
すいません。本当に勉強は勉強でも数学とか英語がダメな人間で、問題考えるのも辛いので……問題の詳細は、省かせてもらいました……
↓↓↓作者のぐだぐだトーク (仮)
作中のオタクの少しは〜のくだりは実体験です。私が限界オタクになった時にハマったCPのイチャつき画像を学校で堂々と見た後に友人に見せたら「やばい」と言われたのを思い出したので使えると思いました。だから使いました。後悔はしてません。ちなみに「やばい」といった友人は理解がある子だったのでドン引きされずに済みました。Aちゃん、ありがとう……




