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リトルフェンリルとの戦い 前編

 軽度の残酷描写を含みます(個人差あり)

 リトルフェンリルは鋭い目付きでクリュッセル達(こちら)を睨みつけると、牙を剥き出して唸り声をあげる

 「なっ!リトルフェンリル!?このサイズの個体は入口から入れないはずでは……!?」

 「と、とにかくおふたりとも、構えてください!隙を見せてしまえばこの人数だ。直ぐに命を落とすぞ!」

 「えぇ、分かりましたわ!」

 急いで3人は魔法剣あるいは魔道具を手にし、リトルフェンリルと向き合う

 リトルフェンリルの背後からはいくらか小柄なリトルフェンリルやフライングラパン達が姿を現し、あっという間に入口の方は閉じられてしまった

 「……まずいな。ただでさえ狭い洞窟なのにこの数となると魔法の連発は強度的に問題がある」

 「えぇ、確かに万事休すといったところですわね。けれど、この場所(碧の洞窟)が洞窟としては明るいところで助かった所もありますわ。これなら、攻撃も最小限で済みそうですものっ……!」

 ラスティークが全てを話終える前にまずはフライングラパンが2匹同時に襲いかかり、ラスティークがギリギリのところでその攻撃を躱すと、着地したフライングラパンの片方を手にしていた短剣で突き刺した。身体の大きなフライングラパンはその一撃では絶命することなく、甲高く鳴き声をあげると、短剣を引き抜き、もう一度振り上げているラスティークの傍からサッと離れ、もう片方のフライングラパンは振り上げたことによってがら空きになった腹に突撃した

 「ぐあっ!」

 ラスティークは衝撃と鈍い痛みに呻き声をあげるが、短剣を持ち直すと自身の腹に突撃したフライングラパンの首を目掛けて短剣を振り下ろした。1度目は先程の個体と同じように鳴き声をあげていたが、首を損傷したことにより動きが鈍くなっていたために、ラスティークはもう一度、もう一度と短剣を首や頭へと振り下ろした。それを見て先程攻撃を受けたフライングラパンはラスティークへと突撃したが、ラスティークは短剣の切っ先をフライングラパンへと向けた。すると、フライングラパンの脳天には短剣がしっかりと刺さり、フライングラパンは絶命した。そのうち何度も刺されたフライングラパンも身体を固まらせて動かなくなった

 そして、彼女の服と短剣は赤く染め上げられており、周囲には鉄の匂いが充満していた




 ラスティークがフライングラパンと対峙している頃、クリュッセルとガスティン達は小柄なリトルフェンリル2体と件のリトルフェンリルと対峙していた

 まず初めに2匹のリトルフェンリルが両脇からガスティンとクリュッセルを狙い、爪や牙を向ける。それをガスティンは剣で流し、1歩踏み込む。クリュッセルは躱しながらペンダントへと魔力を流し込み、洞窟への被害が少ないであろう炎の魔法を使用して相手の毛皮を燃やし、精霊達は身体強化と魔法攻撃で少しずつではあるが、リトルフェンリルたちの体力を減らしていった

 そして、件のリトルフェンリルは魔法で小柄なリトルフェンリルたちに身体強化を使いながら時折、空属性の魔法で地面に穴を開けていた

 「……っ!このままだと押し負けてしまう……!」

 「お待たせしましたわ!援護しますの!」

 苦しげにガスティンがつぶやくと同時にフライングラパンとの戦闘を終えたラスティークが援護にはいる。クリュッセルは2人に応急処置として簡単な回復魔法をかけた

 「回復魔法は余り使えません!早ところ討伐してしまいましょう!」

 「あぁ!」

 「そんなこと、分かってますわよ!」

 クリュッセルのその呼び掛けに2人が応答すると、ガスティンは何度も剣で身体を切り裂いたリトルフェンリルにもう一度踏み込んで前足の骨を砕きながら首の骨を折り、ラスティークとクリュッセルは水魔法と土魔法を駆使してもう片方のリトルフェンリルを落とし穴へと落としてから水圧で潰した

 その間に件のリトルフェンリルは少年の精霊が空魔法で引き付け、時間を稼いでいた

 前回の反省を活かしてかきました。次回も一応バトルオンリーのイメージですが、早く終われば少し進めます


↓↓↓作者の日記的な何か (読み飛ばして構いません)

 もう3月の更新も終わりですね。次回はエイプリルフールです。ちなみに、記念SSも投稿予定なので、気になる方はそちらも是非!(Twitterアンケート結果から攻略対象たちの日常。各キャラ1本の計4本予定です)

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