ドラゴン退治 第 拾壱 幕
シャラナーダがそう宣言すると各自の荷物を馬車へと積み、別の馬車に4人1組となって乗り込んだ。
組み合わせとしては1台目にはシャラナーダ、ガスティン、コリン、ツーシムの4人。2台目にはイメリード、フィリオス、ジューダ、パピーの4人。3台目にはライル、ワイズ、ラヴォユム、シュヴァランの4人。4台目にはクリュッセル、ラスティーク、ロゼール、ダリアの4人が乗っており、周りには指折り程度の騎士の姿も見える
そして4台の馬車はノースフィールへと向かい、王都を出発して行った
カタンカタンと一定のリズムを取りながら馬車は舗装された道を進んで行く。ノースフィールへと着く予定なのは3日後。着くまでの間は付近の街の宿屋に泊まりながら進むことになるようだ
そんな中、クリュッセルはちゃっかりとラスティークの目の前の席を取り、静かに流れる景色を見つめるラスティークをただただ心の中で拝み倒しながらバレない程度にじっくりと眺めていた
(幸せ♡あ〜!なんでこんなに幸せ空間なの!?ロゼールは朝早かったからか寝てるし、ダリア・ネモレンスさんは虚空を呆然と見つめてるだけで何も言ってこないし!実質2人っきりと言っても過言ではないでしょ!)
するとクリュッセルは1度、心の中でガッツポーズを取り、また拝み始めるとラスティークに気付かれてしまった
「なんですの?先程から私の顔をジロジロと。失礼にも程がありますわよ」
ロゼールを起こさないように声を殺しながらそう咎めてくる。しかし、そんな問いかけはクリュッセルには通用しない。それどころかラスティークの悪役令嬢ながらも基本的には優しいところが垣間見え、クリュッセルは目に涙をうっすらうかべ、遂には手を合わせて『え?尊……天使かな?ありがとうございます』と小声で言い始めてしまった
その異様な行動にラスティークはだいぶ引きつつも『話を聞いていますの?そもそも何故貴女は鳴き始めてるんですの!?』と若干焦りつつ問いかけてきた。すると、クリュッセルは自身が先程まで心の中でしていたと思っていた行動が実際に出てしまっていたこと、心の声と発言が逆になっていたことに気がついた。そして、顔を赤らめると『あっ!いっ、今のは忘れて下さいませんか?大変お恥ずかしいところをお見せしました』と謝罪し、先程の問いかけに声を殺した状態を保って答えた
「じ、実は、あの、ラスティーク様が余りにも美しくて……きっと太陽の光を受けて輝く銀髪よりも月光に照らされている姿が更に美しいのでしょうが、その、木漏れ日を浴びながら流れる景色を眺めている姿も美しいと思い、ついつい、じっと見つめてしまいましたの……」
答え終わり、クリュッセルが顔をあげると、ラスティークはパッと頬を赤らめて、そっぽを向いた。そして、景色を再び見始めてからクリュッセルをチラリと見ると
「ま、まぁ、貴女がそこまで言うのであれば特別、特別にですわよ。私が先程までの視線を許して差し上げますわ」
そう言うと、今度は耳まで赤く染めあげていた。しかし、ラスティークは扇で顔を隠している為、表情までは伺うことができなかった
一方その頃、そんな対応にクリュッセルは心の中で悶えていた
(天使!何この子可愛い。尊。これ守るべき対象じゃんか。逆になんでこの子が悪役令嬢なの?私が悪役令嬢になれば守って貰えるじゃん。天使の護衛をしろよ。この子さ、国宝級の可愛さ持ってるのになんで保護しないの?あ、そうか、そんなことしたら笑顔も見れないもんね。ならアレだ。私が娶ればいい話だ。法律なんて関係ない。駆け落ちしよう。金品持てるだけ持って国外逃亡して結婚しよう。うん、それがいい)
そんな風に悶えること20分、馬車は一時休憩へと入り、クリュッセル達もリフレッシュとして馬車から降りて外の空気を吸っていた
馬車が休憩する為に入った町はノースフィールから南東へ直線距離で約150km離れたルーレイト。ここでは昼食を摂ると同時に多少の飲水を補充するようだった
ようやく移動開始しました。ルーレイトの街にたどり着いたので次の話はご飯を出します。美味しそうに書けるように頑張ります
↓↓↓近況報告 兼 一言
どうでもいいことですが、ミルクパンにハマりました。美味しい。薬○堂のヤツは安くて美味しいので気になった方は買ってみてください
さて、お正月も過ぎ去り、働き始めてしばらく経ちました。皆さんはどうでしょう?会社、学校、行きたくないな。と思っていませんか?安心してください。私もです。作者はダメ人間なので計画を立てても計画通りに動きません。なので、ちゃんと動いてる人は偉いし、文句言いつつも行ってる人は偉いです。お家にいる人もちゃんとお家を守ってて偉いです。私は全部できてません(笑)
結局何が言いたいかと言うと、皆さん頑張ってて偉いです!
雪が例年と比べて多いこの冬ですが、みんなで暖かくて美味しいものを食べて乗り越えましょう!




