5話 異世界おつかい
『ハーレム』が始まった。そんな中、最も陽気なフィネルとおつかいに行くことなったシオン。何も無いまま終わることができるといいのだが。異世界についても、彼女らについてもまだ深いところまでは知らない彼はこれから重く、残酷な過去を知っていくことになる。
燃える家を後ろにシオンは死に物狂いで逃げる。ただひたすらに足を動かす。恐怖が体を支配しているのがはっきりと分かる。
みんな、死んだ。
無惨に引き裂かれた少女らの肉体がフラッシュバックする。
「……ぁ」
気づいた頃にはもう地面が目の前にあった。思い切り地面に体を打ちつける。足に力が入らず立つことができない。身を震わせながら足の方を見る。
「ああああ!」
あったはずの膝より下が、無い。焼け付くような痛みが体を襲う。吹き出す真っ赤な血。大量の出血で頭がふらつく。
「いいですネ、素晴らしいですネ」
前から声が聞こえる。残っている僅かな力で声の方向に顔を上げる。
「失礼、まだ私の名前を伝えてなかったですネ。私の名はレクラウス・ギルバート。嘆きを愛し、運命に抗う者に天罰を与えることが使命なのですネ」
そこには男がーーレクラウスが不気味に微笑みながら立っていた。黒色の僧侶のような服を着ている。
「あれ?もしかしてあなた…」
ーーー「抗ってますかネ」
男がその言葉を発した瞬間に夢から覚めた。
誰だ?運命?抗う?見たことのない男に意味不明なことを言われ困惑する。
「ん?」
体に違和感を感じる。体がいつも以上に重い。恐る恐る目を開く。
「……あ、やっと起きた」
そこには馬にまたがるようにシオンの体にのるエレミネアがいた。
「どどどどうしてお前がここにいるんだよ!?」
驚きで眠気がすっ飛ぶシオン。エレミネアそんなシオンを見てキョトンとする。
「だ、だってなかなか起きないから…こうしたら起きるかなって」
「もっといい方法あったよね!」
突っ込むシオンをスルーし、エレミネアが口を開く。
「朝ごはんできてるから、支度できたら食堂に来てね」
そう言いながらシオンの体からゆっくり降り、部屋の扉へ向かうエレミネア。
「あ、そうだ」
エレミネアがこちらを振り返り、クローゼットを指差す。
「着替え、クローゼットの中に入ってるから」
シオンが返事をする前に早足に部屋から出ていった。
あくびをしながら起き上がる。そして大きく伸びをし、ベッドから降りる。言われた通り、クローゼットを開ける。
「ん?何これ」
そこには昨日まで着ていた服はなく、エレミネアが持ってきたのであろう服がハンガーに掛かっていた。
ゆっくりと袖に手を通し、ボタンを上から留めていく。
「おお、結構かっこいい、気に入った」
クローゼットの横の鏡を見ながら少々自惚れるシオン。洋風の旅装束のような服装で、色は赤と黒で統一されている。昨日のルアメルたちの服装を思い出す。彼女らも青色の洋風の旅装束を着ていた。違いといったら色と短めのスカートがあることだ。
顔を洗い、顔を整える。そして部屋の扉を開け、1階にある食堂へと向かった。
大きな扉を開け、食堂に入る。
「おーす、みんな」
軽く挨拶をしながらルアメルの横の空いている席に座る。
「うんうん、やっぱり似合ってる」
なにやら満足げにシオンの服を見てくるルアメル。
「これ、ルアメルが選んだのか?」
「大正解、でも私は布を選んだだけで、作ったのはエレミネア」
「ちょ、ちょっと!それは内緒って言ったじゃない!」
正面に座るエレミネアがルアメルを指差し、慌てたように立ち上がる。しかしルアメルは言葉を止めない。
「でもエレミネア、背丈を測らずに服を作ったのには流石に私も驚いたよ」
昨日の浴場での出来事が脳裏をよぎった。
「ああ、昨日の…」
頬を赤くし、眉を寄せ、唇の前で人差し指を立てるエレミネアが目に入りシオンは慌てて口を閉じた。
「え?昨日のって何?」
「なんでもないよ、さ、冷めないうちに早く食べちゃおうぜ」
無理やり話をそらしたシオンだったがルアメルは頬を膨らまし、不服そうな顔している。
片手にパンを持ちながら長テーブルに座っている面子を見る。正面のエレミネアは器用に食事をとっている。横に座っているルアメルはさっきのことが気になるのか、ずっと何かを考えており、食事にあまり手をつけていない。右斜め前に座るフィネルは口にいっぱい食べ物を入れ美味しそうに頬張っている。左斜め前のネイはスープだけが目の前にある状態で本を読んでいる。さらにその横に座るペディアルは肉系ばかりを食べている。
食事を終えると全員は昨日彼女らと出逢った『リビングルーム』へと向かった。
「で、今日は何する?」
シオンはソファーに腰をかけながら問いかける。
「今日はフィネルが買い物当番だから街に出掛けるけど、ついていく?」
「買い物当番?そんなのあるのか?」
「うん、日替わりで交代する制度なんだけど」
フィネルを目を向けると目を輝かしてこちらを見ていた。まるでしっぽを振る子犬のようだ。
「わかった、俺も行くよ」
「やった!お買い物楽しみだね!」
飛び跳ねて喜ぶフィネル。ショートカットの黒い髪がふわっと浮く。彼女は準備をしに駆け足で自分の部屋に戻っていった。
「他のみんなは何するんだ?」
「魔法陣の点検、最近妖獣の被害が問題になってるから」
本から顔を上げて口を開いたのはネイだ。
「魔法陣?どんな役目があるんだ?」
首を傾げるシオン。小さなため息をつき説明を始めるネイ。
「魔法陣っていうのは周りに植えてある結界樹によって魔獣や妖獣を寄せ付けないためのもの」
「結界樹…」
厨二心をくすぐる言葉を聞き少し興奮しかけたが、かろうじて冷静さを保つことができた。
「はぁ、はぁ、シオン!準備できたよ!早く行こ!」
勢いよく扉が開き、息を切らしたフィネルが部屋に入ってきた。
「おう、じゃ行くか」
「うん、行ってらっしゃい、気をつけてね」
ルアメルが少し心配げに声を掛けてくる。
「ああ、もう迷子にならねぇようにしないとな」
2人でくすくすと笑う。気がつけば、ここにいると気持ちが落ち着き、どこか安心感を得ることができるようになっていた。
「もー!早く行こ!」
シオンはいきなりフィネルに手を握られ驚く。
「ごめんごめん、では、行ってきます」
フィネルに手を引かれ、1階へと連れていかれる。
玄関を出るとそこには騎馬車が止まっていた。ルアメルの時と同じようにフィネルとも向かい合わせで座った。が、
「やっぱり私シオンの隣に座りたい!」
そう言ってシオンの隣に座ってくる。彼女の胸が腕に当たり思わず赤面する。彼女は幼い性格をしているが年はルアメルらと対して差はないのだ。
ここからあの街まで4時間ほどある。これが続くと考えると気が気でない。
「シオン、街で何買いたい?」
「んー、果物とか見てみたいな」
こんなやりとりが30分以上続いたことにシオン自身も驚いている。
「はああ、少しだけ眠たくなっちゃったけど大丈夫」
うとうとしながら小さなあくびをするフィネル。改めて彼女の顔を見てみる。
瞳がそれぞれ違う色をしているのが印象的だ。顔は整っており、美少女そのものだ。
「ねぇ、シオン」
「どうした?」
半分目を瞑ったフィネルが話しかけてきた。
「まだたくさん話したいけど……私、眠たい……」
そう言って目を瞑りシオンの方に寄りかかってくる。シオンは彼女を優しい目でただ見つめていた。
ーーー家の周りの魔法陣の点検をする4人。結界樹という木々で囲まれた家の周りには魔獣や妖獣は近づかないようになっている。
「西区域は異常なし、そっちは?」
一通り点検を終え、家の前に集まった4人。
「うん、こっちも異常なしだったよ」
北区域を点検をしてきたエレミネアが報告する。
「私が見た限りは東も問題は無かったわ、そっちは?」
ネイがペディアルの方を見て言う。
「う、うん、南も問題は無かった。でも結界樹が少しいつもよりざわついてる」
目を閉じ、耳をすますように言うペディアル。
「とりあえず、少し周りに変化が起きてるから気を抜かないようにお願いね」
ルアメルが3人を見ながら忠告をする。少女らは何か不吉なものを感じていた。
ーーー「シオン、起きて!シオンってば!」
肩を揺らされていることに気づいた。無意識のうちに寝ていたのだ。
「シオン見て!」
彼女が指差す方を見る。そこには小さな看板が立っていた。
『マーコス街まであと1000mon』
mon、というのはシオンの世界で言うメートルのことだ。この騎馬車の速さから考えて街まであと30分くらいだろう。
「ねぇ、シオン」
「ん?」
まるで別人のような顔をフィネルがしている。
「ペディアルの過去…知りたい?」
彼女らしくない落ち着いた表情をしている。どこか切なさを感じた。
「ペディアルのか……少し気になるな」
「このことはあの魔獣を倒してくれた私からのお礼、けどみんなには内緒ね」
「わかったよ、俺らの秘密な」
シオンの言葉を聞き、安心した顔をするフィネル。1拍置いてから話し始めた。
「ペディアル、今は紫の髪してるけど、実は金色の髪をしてたの。目もエメラルド色をしていた。ほんの数年前まで。明るくて、誰とでも話せるような性格をしてて……私の憧れだった。けど、『賢者の洞窟』に結界樹の種を採りに2人で行った時、私の代わりにあの魔獣ラストロクの呪縛にかかったの。金髪の髪は紫色に変わって、エメラルド色の瞳は赤に染まった。明るかったころの記憶は喰われ別人と化したの。まるで前の彼女とは対照的な人に。その代わりある能力を授かったの。『魔術音受』。結界樹に宿る精霊の声を聞くことができる。けど、そんな能力を授かったところで……前のペディアルには戻らない……」
ペディアルの過去を語ってくれたフィネル。しかしその目からは大粒の涙が流れてきている。悲しみに満ちた涙が。そんなフィネルを見ているだけではいられなくなったシオンは彼女の手を握る。
「大丈夫、俺が絶対に戻させてやる。いや、戻してやる。だからお前がなく必要は無い、フィネル」
「そうだよね、こんなん私っぽくないよね…ごめんね」
謝ってくるフィネルに優しい目をしながら答える
「謝る必要はねぇよ、フィネル。ほら、街が見えたぞ」
フィネルから握っていた手を離し街を指差す。
「本当だ!早く買い物したいな……」
普段通りの笑顔に戻ったフィネル。まだ昼過ぎくらいの時間だがかなり長い時間を過ごしたように感じられた。
街の馬小屋に騎馬車を預け、今回は食料が売っているエリアに足を運ぶ。
「おお、やはり異世界を感じさせる果物ばっかだ」
そこには持つのに防具が必要なくらいトゲが鋭い果実や、中身がゼリー状果実などが見られた。
「シオン、私は必要なものを買ってくるけど見たいもの見ておきたい?」
片手に買うものが書いてあるメモを持ちながらフィネルが聞いてくる。
「いや、迷子になっちまったら困るから一緒についてくよ」
「じゃ、行こっか!」
迷子になったら困るということを話したばかりなのにスキップをしながら進んでいくフィネル。
「ちょっ、待てよ!」
慌てて追いかけるシオン。なんとか追いつき買うべきものが売ってある店を探す。おつかいの内容は肉を全部で5種類買ってこいとのことだ。肉屋を必死に探す。
「あ!あったよシオン!」
メモを持ってとは反対側の手でシオンを引っ張って歩きだす。見事に買うべきものが揃った店を見つけたフィネル。
「えーと、これください」
と、メモを用紙をそのまま店員に渡す彼女。
「はいよ、嬢ちゃん。全部で5種類だな」
「うん!じゃなくて、はい!」
はははと笑う店員。フィネルの幼さには誰もが癒されるのであろう。肉の入った袋をシオンが全部持ち、店を出た。
空を見ると既にオレンジ色をしていた。
「買うもん買ったし、そろそろ帰るか」
「あ、待って、シオン。冷凍魔法かけるから」
あの家に住んでいる少女らは魔法が使える、というよりかは魔法の源を借りているのだ。魔法陣にの中にいる間に魔力を体内に蓄積し、蓄えた分だけの魔法を魔法陣の外でも使うことができるのだ。
「フリド!」
「冷てっ!」
肉の入った袋が急に冷たくなる。肉が凍っているのが分かった。
「どう?凄いでしょ!」
自慢げな顔をし、腕を組むフィネルに対し、まるで子を褒めるかのようにシオンは頷く。
「じゃ、買い物終了。帰るぞ」
馬小屋の方に2人はあたかもカップルのように会話しながら歩いていく。
馬小屋から騎馬車を出し、再び家へと馬を走らせる。
「そういや、道を完璧に覚えてる優秀なこの馬に名前とかあるの?」
「ペトルカ、この子の名前だよ。」
「名前からして……メスか?」
「正解!女の子だから大切にね」
「任せとけ!俺、女の子の扱いはプロ中のプロだからな」
冗談を言ったつもりのシオンだったがフィネルは突っ込みも、否定もしなかった。
「うん、シオンは睨まれると怖そうな目をしてるけど、優しい目をして慰めてくれる時…やっぱりなんでもない!」
頬を赤くしてにっこりと笑うフィネル。
「男の子って、なんでもないって言葉引きずるんだよな……ま、とにかく」
「……!?」
「今日はありがとな、フィネル」
頭を優しく撫でる。少し青がかった黒い髪が乱れないように丁寧に、ゆっくりと。
ーーーあれから4時間近くたった。2人は話し疲れて寝てしまっていた。
「はああ、着いたか……?」
まだ完全に開ききっていない目で周りを見渡す。家の光が数十メートル先に見えた。買い物だけにこれだけ時間がかかるというのは相当大変なことだ。
「おーい、フィネル。着いたぞ」
「んん、着いた?しゅおん……」
まだ寝起きの声がたまらなく可愛いと、シオンは心底思った。
騎馬車をフィネルと2人で家の裏の小屋に入れ、家の扉を開く。
「みんなは『リビングルーム』か」
大広間の階段を登り、長い廊下を歩き、部屋を目指す。
「たーだいまー」
部屋の扉を開き部屋に入る。ルアメルらがこちらを見て安堵の息を吐いた。
「よかった、無事で何より」
「そんなに俺のこと心配する!?」
「当たり前じゃない」
ネイがこちらを細い目で見てくる。
「大丈夫だよ、シオンしっかりしてた!」
フィネルがフォローしてくれた。今回を通してフィネルとの距離をだいぶ縮めることができたのではと思う。
「も、もう夜だし、各自部屋に戻って自由時間にしましょ」
エレミネアが座っていたソファーから立ち上がる。
「ああ、そうだな」
シオンは自分の部屋に入り、風呂の準備をする。昨日の光景がまたフラッシュバックされる。
「今日は流石に大丈夫だろう」
何せ時計はすでに10:00を指している。こんな時間には誰も入っていないはずである。扉を開き、浴場へと向かった。
「今日こそ、誰もいませんように」
脱衣所と浴場の間の扉を少し開き、中を見る。
昨日と同じく、人影は見当たらない。
ゆっくりと扉を開き、中に入る。洗い場で体と頭を洗い、浴槽に目をやる。シオンはその場に倒れこみそうになった。
そこには逆上せたルアメルがいた。
彼女の顔は真っ赤で、頭がくらくらしているように見える。
「お、おい、ルアメル。大丈夫か?」
恥ずかしさよりも心配さが勝り、浴槽に浸かるルアメルに近づくシオン。すると
「つーかまーえた、ふふふ」
急に膝を掴まれる。バランスを崩し、その場に壮大に水しぶきを立てて倒れた。
「ななな何してんだ!」
「シオンを捕まえたの」
事実を返してきて、何も言い返せないシオン。浴槽に座るシオンに白い肌を普段よりも露わにしたルアメルが近づいてくる。最終的には目と鼻の先にルアメルのどこか幼さの残る小さな顔がある状態になった。
「ルルルルアメル、こ、これは」
「しぃ、静かにするの」
シオンの唇に人差し指を当てて口封じをするルアメル。完全に逆上せている。
「今からシオンは私が独り占め、たくさんお話ししよ」
それは良いのだが、彼女の体が危ない。逆上せすぎると熱が出てしまう。
「仕方ない、こうなったら……」
シオンは思い切り立ち上がり、隣にある水風呂の水を洗い場のバケツ一杯に入れルアメルにかける。
「どうだ……効き目はいかに……」
「んん、シオン!?は、恥ずかしい……」
ルアメルには効果バツグンだったようだ。彼女は体をシオンから背ける。
「ルアメルが逆上せたから水をかけてやったんだよ」
「そうだったんだ……ごめんね」
顔と体は反対を向いてるが気持ちは伝わった。
「ルアメル、それ以上入ったらまた逆上せちまう、はやく上がった方がいいぞ?」
心配げにシオンは言う。だがルアメルはなかなか上がろうとしない。
「私、その……シオンの、背中を洗いたい」
今日はルアメルの声が浴場に響いた。
「大丈夫?痛いとこはない?」
「ああ、全然平気、気持ちいいよ」
デジャブというものを感じるシオン。
「今日のおつかいどうだった?」
「なかなか楽しかったよ、いろんなもん見れたし」
「それはよかったね、ふふ」
嬉しそうに笑うルアメル。楽しそうに話を続ける。
「フィネルとは仲良くなれそう?」
「ああ、すっげーなれそうだよ」
「そっか……」
今度は少し落ち込んだような声をするルアメル。これが男の読めない『乙女心』というやつかと考えるシオン。
「あの、シオン」
「どうした?」
「また今度、私とおつかいに行ってくれる?」
「ああ、喜んでついてくぜ、ルアメル」
背中を流してもらい、昨日と同じように解散をした。脱衣所で寝間着に着替え、見慣れた部屋に戻る。
「今日も背中洗ってもらっちまったな……」
苦笑いがなかなかおさまらないシオン。
ふと、今日のフィネルの涙を思い出す。
「ペディアル……」
魔獣の呪いにかかった少女。助ける方法があるすらもまだ分からない。だが、つい最近まで知りもしなかった自分にこんなにも優しく接してくれる少女たちの1人でも悲しい思いをさせたく無かった。
「待ってろ、俺がこの手でその呪縛とやらを解いてやる」
そう呟き、部屋の照明を消そうとした時だった。
「シオン!」
寝間着姿のエレミネアが乱暴に扉を開けた。走って来たであろう、息が荒い。
「街が……燃えてるの」
今回も読んでいただきありがとうございました!たくさんのご指摘、誠にありがとうございます。参考にし、これからもどんどんストーリーを進めていきます。次はシオンの『Lv.120』の理由が明らかに。お楽しみに!