第9話 死?
最近少しペースが遅くなっていますが、すいません。
閑話2も同時進行で行いたいと思います。
今日は友だちが突っ込んでくるという事件があったから海里と帰っていた。
「まさくん、」
「どうした?」
「私って相棒なの?」
「そうだぞ。それがどうした?」
「いつから思ってたの?私が相棒だと」
「お前が仲間に入ったときじゃないかな?まどかや颯太は家族みたいなもんだったし。」
「相棒・・・相棒か。」
「それがどうした?」
「・・・なんでもない。・・・・・・相棒じゃなくて恋人とかだったら良かったな。」
「なんかいったか?」
「何も。」
(どうしたんだ?海里。何かあったのだろうか?よくわからないな。)
「それよりさ、」
「なに?」
と新しい話題を持ってこようとした矢先、グサッという音が聞こえてきた。
誰だ、と思い、周りを見渡すも何もなく、誰もいなかった。
海里がいる方を向くと、海里が俺に向かって指をさしていた。正確には俺の腹に向かって。
「ま、まさくん・・・・・。」
「どうしたんだ?」
「そのお腹・・・・」
「お腹?」
俺の腹に何かあったのか、と思い見ると制服には赤い液体が全体に広がって染み込んでいた。それを見た瞬間、腹がとても熱くなり、痛くなった。
「ぐはああっ。」
「まさくん、大丈夫?いや、包丁が刺さっているんだもの、大丈夫なわけがない!救急車を今から呼ぶからまさくん、生きててね!」
何のことだ?俺はどうしたんだ?と思いながらも迫り寄せてくる闇の波には従うことができず、意識を手放してしまった。
(俺はここで死んでしまったのか?)