表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神聖の転生者  作者: 薄明
第3躍 ~中学生時代~
86/231

第1話 再婚

閑話はまだまだ時間がかかりそうです。


「何してるの?」


後ろから海里の声が聞こえた。慌ててファイルを閉じたものの、海里は少し見ていたらしく、

「何聞いてたの?」

と覗き込んだ。


「母さんに聞いてみてくれ。」

苦し紛れにそう言うと海里は部屋を出ていった。


数秒後、海里は戻ってきてこう言った。


「あとで教えるって言われた。」

「じゃあ、後でな。」

「海里ー、正弘くん。こっちへ来てくれ。」

「どうしたの?」

と言いながら下へ降りていくと祖母が自己紹介をしよう!とか言っていた。


「改めて、海里の父親で圭織さんと婚約しました、石井 卓人です。正弘くんのお父さんにもなるのでよろしくお願いします。」

「ねえねえ、正弘くん。正弘くんの名字って石井になるの?」

「さあね。多分なるんじゃない?」


(これで3度目かよ。全く今回の人生は面倒くせえ。)


「えっと、石井海里です。よろしくお願いします。」

「坂田 正弘です。海里ちゃんとは仲良くさせていただきました。よろしくお願いします。」

「坂田 圭織です。よろしくお願いします。」














次の日から元クラスメートとの生活が始まった。違和感しかない。


「これから、中学も高校も同じだね!」

「あ、ああ。」

「そんな他人行儀じゃなくてもうちょっと馴れ馴れしく来てよ。なんなら、部屋に来て襲ってくれてもいいよ。」


「わかった。じゃあ、これからは普通にしゃべ・・・・いや、襲わねぇし!」

「むす」

「なんでそんなに不機嫌そうなんだ?あ、そうそう、海里の部屋は俺の部屋の向かいな。」

「はいはい。わかったわよ。」


「海里、俺は何「おーい、海里、正弘!リビングに降りてこーい!」」

「もういいよ。それと、その「なるべく早くしてねー。あ、正弘!アレとってきて!」」


「?」

「いちいち俺のセリフをさえぎるんじゃねぇ!ってか、アレってなんだよ?」

「何を言おうとしたの?」


「だから、そのお兄「まだかー?アレっていうのはな、・・・・なんだ?」分からねぇんだったら言うな!」

ってか俺のセリフ言えなくしてるよね。


わざとだよね。俺ばっか狙ってるよね。はあ、もういいや。


「海里、行くぞ。リビングに。」

お、今度はスムーズに言えた。


ってか、俺らの話、聞いてただろ!絶妙なタイミングだったぞ、あれ。


新連載、「”神になる”を選んだらノルマを課されました。」を私、隆之の名で投稿します。リレー小説ではなく、不定期投稿ですが、ぜひよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ