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神聖の転生者  作者: 薄明
第1躍 異世界転生
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第4話 猶予

「へ~~・・・って、行かねぇよ!」

「問答無用!カエシリウス様の怒りを喰らいたくなかったら来なさい!」


「だれだ?そのローマ時代っぽい人は。」

「宮廷最高魔法師よ!ついでにいうと私の自慢のお父さんかな。あんたに魔法を教えたアムールの師匠よ。ま、たかがアムールごときがお父様の一番弟子なんて信じられないけどね。」


こいつ、アムールと知り合いだったのか!?だから俺の情報も!!

今はムフフだし関係ないし、今回はゆるしておいてあげよう。


「お呼びになりましたか。カナティア様。今さり気なくバカにされた気がするのですか。」

「あ、ごめんね。で、それで、タグリアの地図はこれよ。」


「だ・か・ら・行かねえっつってんだろ!?そもそも強くなりたいと思っていないと強くなれないんなら、俺にとって意味ねえじゃんかよ!」


まったくふざけやがって!俺はまったり楽していきたいんだよ。


「じゃあ一つ聞くぞリク・・・お前はなにして生きていくんだ。仕事はどうするんだ・・・?」

「親父みたいなこと言いやがって・・・俺はカナティアの稼いだカネでだらだら過ごしたいんだよ・・・」


「生憎この国では働けないわね。」

ヒモ生活を夢見ていると、否定された。


「なんでだ?」

「ま、いろいろあるのよ。」


いろいろってなんだよと思ったが、ここは深く突っ込まないでおこう。


「そんなことより、リク、あなたの魔法は何?」

「そ、それは・・・・」

「それは?」


「パ、パンツを盗む魔法だよ!」

「っ・・・・・・・。あれって本当だったのか。あ、そう。」

ぼそぼそっとカナティアが呟いたが、聞こえなかった。

「気を取り直して。タグリアの地図はこれよ。」


「じゃあ、せめて1年くれ!そうしたら考えてやる。」

「そうね。準備することもあるだろうから、1年後、アムールと私とリクでこの広場に集合ね。」

「わかってるか?考えるだけだからな。」


クソっ、1年なんて言わず、2,3年後とでも言っときゃよかった。


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