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神聖の転生者  作者: 薄明
第2躍 日本転生~小学生時代~
72/231

第23話 終了

今回も短いです。

翌日


「じゃあ、今日でここの宿ともお別れだ。みんなでありがとうございました、と言ってください。せーの」

「「「「「ありがとうございました!」」」」」


「こちらこそありがとうございました。気をつけてお帰りください。さようなら。」

「はい。じゃあ、バスに乗って!・・・ありがとうございました。さようなら。」





バスの窓から見慣れた学校が見えてきた。周りを見ると、みんなもう寝ている。バス→新幹線→バスの道のりだったからだ。

「眠たいと思うけど、みんな起きろよ!学校に着いたぞ!」


「んむぅ、お、おはよう。」

「ふあぁぁぁ。」


(おっと、起き出してきたな。)


「じゃあ、荷物取り次第、教室に行っといてくれ。後から行くから。」

「「「「「「「はーい。」」」」」」」






「さて、修学旅行はどうだった?」

「超楽しかった!」

「いい思い出になったね。」

「面白かった。」

「最高だった。」


「「最低だった(わ)。」」


(いやー、俺も同じ気持ちだわ。あれ?最後のやつおかしかったぞ?まあ、いいわ。)


「そうだな。あと、数ヶ月で卒業式がある。ここにいるみんなともクラスが違ったり、転校したりとかあると思う。だから、このメンツで過ごすのはあとちょっとだ。・・・俺と別れるのも後ちょっとだ。だから、この短い間を大切に思って日々を過ごしてくれ。解散!

おっと言い忘れていたが家に帰るまでが修学旅行だぞ!」

「じゃあ先生、引率お願いします。」

「じゃあ訂正。修学旅行は終わっても気を抜くなよ。」

「はーい。」


(いやー前世の小学校のときからこれ言いたかったんだよね。)


京都を出たときは昼だったのにもう西の方角には美しい夕日が輝いていた。






「終わっちまったな。修学旅行。」

「ですね。なんか小学校生活終わった感じがします。」

「まあ修学って言うくらいだもんね。」


後ろからまどかが覗いてきた。海里もいる。

「だったら普通卒業式のあとじゃね?まだ修学していないし。」


(これって小学生の会話かしら?)


後ろから不安そうに見る学年担任。一応小学生の会話である。

「これ背負って歩いて帰るの面倒臭すぎだろ。」


「しかたありません。こういう合宿にはつきものです。」

「そうだな。でも今はこの重さもなんか寂しいかも。」


「中学でもありますよ。」

当たり前のことを指摘され、笑い合う四人。卒業まで、14日。



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