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神聖の転生者  作者: 薄明
第2躍 日本転生~小学生時代~
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第18話 in 新幹線

第1章第4話まで編集しました。毎日4つずつぐらいでするつもりです。

それからの1週間は矢のように過ぎ去った。新井が買ってくれたキャスターバッグを引きずり、東京駅を歩いた。


「あ、正弘君!おはよう!」

東京駅に響く高い声。言わずもがな、まどかだ。


「ああ、おはよう。」

「マサくん、トランプとか持ってきた?」


「UNOだったら持ってきたぞ。」

「あ、そうなの。私はトランプ持ってきたよ。」

「じゃあ、新幹線の中で6人ぐらいで皆でしようか。」

「うん!あ、おはよう、海里ちゃん。」


「おはよう、まどかちゃん。おはよう、正弘くん。」

「おはよう、海里。」

「私は本しか持ってきてないけど大丈夫だよね、」

「大丈夫。だって、私達が持ってるから。あとで遊ぼ!」

やはり修学旅行のときはみんなテンションが高い。さすが小学生。いや、俺も小学生だけど。


「そういえばUNOっていっぱい種類あるよね。」

「ああ、そうそう。」

というどうでもいい話を二人がしているのを聞いてるうちに皆が揃い、新幹線に乗り込んだ。


「私、初めて新幹線に乗ったの。」

いや、その情報いらねぇな。対応に困るし。

「へーーーー。」

「あ、興味ないでしょ。マサくん」

「もちろん。」

「ひどーい。」


『この新幹線は品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪、新神戸、岡山、広島、小倉、博多に停まります。お間違いないようお気をつけください。』


「お前達が降りるのは京都だからな。間違えんなよ。じゃあ、出発だ!」

「「「「イェェェェェェェェェェェェーーーー」」」」

さすが小学生。大声を出すのは得意だな。


「おっと、大きな声は出すなよ。他の人に迷惑になるからな。」

「「「「はーーい。」」」」

「ねえ、マサくん。まずはトランプしよ!」

「いいね、じゃあ私が配るね。」

「うん。」


俺の入り込む余地がない。まどかなんて俺に聞いたはずなのに海里と話し始めたぞ。


お土産は母さんとばあちゃんだけでいいかな。あ、そういえば母さん再婚相手が見つかったから正月に、ばあちゃんちに再婚相手と俺をつれて行くとか言ってたな。俺の部屋がまだ残ってるんだったらパソコン、使わせてもらおう。まだあのファイルはあるのかな。


というか俺を争奪していたんじゃないのか。敵に塩をおくるってやつか。

「ね。何する?」


「おまえ何するかも決めずにトランプ配ったのかよ。」

「いいじゃん。別に。」

「七並べでもやるか。」


「えー。場所ないじゃん。」

「なんかあるでしょなんか。」

「ま、いっか。」


『今日も、この新幹線をご利用いただき、ありがとうございました。まもなく品川、品川です。山手線、京急線、横須賀線は乗り換えです。品川を出ますと、次は、新横浜に止まります。』


「えー。もう品川じゃん。早くしないと京都着いちゃうよ。」

「2時間も何するのかにかけるのか。」


「かけないかけない!ひとまずババ抜きやろう。」

「そうしよう。」


議論が活発に進む中、ふと肩に小さな衝撃が加わった。ふと見ると小さな少女が肩に頭を預け、寝息をたてているところだった。


(昨日は興奮しちゃって寝られなかったのかな。)


「あ、海里だけずるい!私も!」

見つけたまどかが肩に寄りかかってくる。


「あの・・重いんですけど。」

「いいからいいから♡」

「ハートじゃねえよ。」


結局4人でババ抜きをしていると新横浜に着いてしまった。ここまで大量に時間をロスしてしまった。


結局京都につくまでババ抜きだけで通した。


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