第4話 いじめの一端②
投稿するスピードが遅くなると思います。日を開けて投稿するときが多くなります。
いじめっこ3人組は新井と校長にしぼられ、翌日、教室に行くと男子のいじめグループはなりをひそめ、女子のグループのみが堂々といじめをしていた。
「どうやら紘毅は女子のグループの相談役になったらしい。」
「え。まだやるの?」
驚いたように話すまどかをみて、正弘は(懲りないやつ)と思った。
「ひとまず次大きな事件が起こるとすれば次の遠泳合宿だな。気をつけろよまどか。女子のグループがなにするか分からんぞ。」
「大丈夫よ。前ので懲りたから一人にはならないようにするわ。」
場所は変わり、ここは学校の門を少し入ったところである。
「おーい、海里。今日は、コンビニにあるオレンジジュースと音を立てないうまそうなお菓子を買ってきてほしいな。ね、紘毅。」
「あ、それと、屋台で売っているたい焼きも。」
「ええ!あと10分しかないのにコンビニまで行ったら、遅れちゃうよ。しかも、屋台は隣町しかないよ。今、買いにいける距離じゃないし、お金だってぎりぎりあるかぐらいだもん。」
「自分の分は入れるなよ!さあ、早く行ってきて!じゃないとどうなるかわかってるわよね?紘毅!」
「ああ。さあ、早く行け!先生には忘れ物をしたと言っておくから。(まあ、言う気はないけど)」
「はい!」
そう言うと、海里は学校の門から追い出された。
「さあ、行ったわね。私たちは、あと5分ぐらいしかないから速く教室に入ろう!」
「「「「「「イエッサー。」」」」」」
そして、4時間目
教室の扉がソロリ、ソロリと開いた。誰かと思ってみてみると、赤いランドセルを背負った海里だった。
「どうしたの?そんなに遅く来て、石井さん?」
「ぼそぼそ。・・・・え、えっと、お腹が痛くて公園で少し休んでました。」
「あら、そう。もう大丈夫なの?」
「はい。」
そうして4時間目・給食が終わり、昼休憩になると茉莉は5人と海里を連れて校舎裏に行くのが見えた。
「さて、買ったものを見せてもらうわよ!」
「あ、あの、その・・・・。」
「はやく出せ!」
「うん。」
「さて、確認をしようか。えーと、オレンジジュースはあるな、おっと、お菓子はチョコか。あとはたい焼きだな。1、2、3、・・・5人分しかないじゃない!ということは買っていない1人分は私?それとも紘毅?」
「お金が足りなくて・・・。」
「どちらにしても一人分買っていないということがわかったわ。じゃあ、そういうことであなたは罰を受けてもらいましょうか。どんな罰が良い?」
「罰!?」
「しかも、朝のうちに買ってこいと言ったのに、なんで昼になったの?これは追加ね。あなたにはクラスメートが提案した罰を2つ、私達からの罰を2つ受けてもらうわ。覚悟しときな!
じゃあ、そうね、明日は学校が休みだから、明日の9時に倉庫番号B-K-2というところに来てもらうわ。じゃあね。」
このとき、すでにあの3人が物陰にいたのは言うまでもない。
「よし、明日の9時にB-K-2だね、まさくん、颯太。明日はもうけるよ!」
俺らはどんな立場なんだろうか。
〜〜〜〜〜〜〜
その夜、正弘は翌日のためにステータスを確認しようとしていた。
すると突然、産神が顔を出した。
「どんな調子だ?」
「まあまあだ。ただ一回だけ魔法を使った。」
「見ておった。あれはしかたがない。おそらく明日もお前は使うだろう。」
「助けてやりたいんだ。」
「わかった。ちょっとした攻撃魔法を追加しておいてやろう。ただしあくまでも正当防衛またはやむを得ない状況のみだぞ。」
「ありがたい。助かる。」
〜〜〜〜〜〜〜