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神聖の転生者  作者: 薄明
閑話1.英雄の友
48/231

///6 終結

年齢指摘あります。


それから半年後、子供も無事に生まれ、クランと名づけた。


俺らは突如襲ってきた 『何か』から逃げるため、店を改造してこの危機から守った。


その事件がなんだったのかよくわからないまま、時間が過ぎ、リクが戻ってきた。


どうやら、この街を襲った『何か』は”危神”で、そいつをリクが倒してくれたらしい。


宴は俺の店でしたいそうだ。


ちなみに医者からは余命4年と言われており、そのことを今日リクに、そして家族にも言おうと思っていた。


「よう、クライン。久しぶりだな。大丈夫だったか?」

「ああ、久しぶり。あっ、そうだ。俺に嫁と息子ができた。」

「おお良かったな。あとで紹介してくれ。」

「ところで、カナティアは?」

「どこだろうか。」


常連が叫んだ。


「「外で泣いてたぞ!」」

「・・・。行ってくる」

「がんばれ」



リクはドアを開けて、外へ出ていった。









数時間後、嫁と息子をリクに紹介したクラインは、3人に余命のことを言おうと思っていた。


「2人とも、聞いてくれ。」

「「どうした(の)んだ?」」

「バブ?」


「俺はあと、4年しか生きられない。だから、俺が死んだ後、この店はイースルーに任す。俺がいなくなったら、2人では厳しくなるかもしれんが、そこはリクとか初代に助けてもらってくれ。リクもそれで頼む。」

「わかった。」

「わかったわ。」

「軽っ」

「「それだけか?」」

「あ、ああ、それだけだが。なんでそんなに軽い」

「あなたがいなくなっても私はあなたを忘れないし、何より愛してるんだし。」

「同意見だ。あ、俺もカナティアと結婚するって決まったわ。」

「「ええ」」






その後の二人の結婚式では国民から祝福が来た。








4年後、本当に俺は死んだ。母さんの言うとおりだった。


もう伝えることはちゃんと伝えたよな。リクもイースルーもクランも泣いてたけど、みんな笑顔っぽかったし、俺は潔く死ぬことにするか。





クラインが死んだ後、クラインがいた酒場『ブーズ』が繁盛していたのは神のみぞ知る。






子供が生まれたときは29歳。

リクが戻ってきたときは31歳。

死んだときは35歳。



意外と早く閑話が完結しました。次の話は第二章になると思います。

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