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神聖の転生者  作者: 薄明
閑話1.英雄の友
45/231

///3 ボスの友

年齢指摘があります。

そこで俺はリクの酒を持って厨房を飛び出していった。


「リク、すごいぞ!すごいじゃないか!あのカナティアを倒すなんて。この酒は俺からの贈り物だ。無料だからな。その代わり、いつでもここを使ってくれよ。ちなみに、俺はクラインという。」


「あんなところ、初めて見たな、俺の弟子なのに。」

「ああ、クラインってあんな社交的だったか」

「・・・・リクってやつすごかったな。あの時話しかけておいてよかった。」

ぼそぼそぼそ・・・・。


ん?なんか後ろがうるさいぞ。あと、最後のやつ、安心してるじゃないか。


「名前を『ちなみに』で表すのはおかしいだろ。ではクライン、これからもよろしく頼む。」

「ああ。」


そう言って、俺達はがっしりと握手をした。何の意味を持つ握手かは俺もわからないが。

リク・・・・。いいやつそうだな。




それからの1年間、リクはこの酒場にちょくちょく来た。



そして、ある日のこと。


「クライン、俺は明日からカナティアと新しい仲間の山口多聞と、アムールで死の恐谷に行く。だから、ここからは結構会えないけど、そこんとこ、よろしくな。」

「・・・・そうか。いつか来るとは思っていたが、了解した。気をつけろよ、アムールにも。」

「それはどういう意味だ?」

「いや、なんでもない。」

「じゃあ、また今度会おうぜ。」

「ああ、おやすみだ。」
















それからの酒場でもいろいろな事件が起こったが、たぶん自分が起こした事件のほうが大きいものだろう。


こういう言い方をしているが、別に人を殺したとか物を盗んだとか、ましてや牢に入れられることをしたわけではない。

むしろ、リクと会ったときよりすこぶる体調は良い。もちろん、精神も大丈夫だ。



「それからの1年間・・・」⇒リクの旅立つ宣言をしたとき、27歳。

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