エピローグ
すいません、いつもより結構短くなってしまいました。
とうとう第1章が終わります。
評価、よろしくお願いします。
突如として響いた柔らかい声の主はみたカエシリウスは硬直した。
「こ、国王陛下!生きてらしたんですか?!」
「君のところの部下は優秀だ。私の呪いを直前で解いてくれた。
私も君たちに言おう。若いときのことは将来役にたつんだ。なんでも挑戦してみるがいい。復活のリクと、魔王カナティアよ。」
「「はい!国王陛下!!」」
「すまなかった。私が間違っていたようだ、カナティアよ。お前たちの結婚、許すとしよう。国王陛下が許してくださったのだから、私からはもう何も言えない。
さあ、先に宴へ行って、みんなに報告してこい。この宴が終わったらすぐに二人の結婚の準備をして結婚式は盛大に挙げようではないか。」
「「ありがとう、お(義)父さん!」」
そういって二人は宴をしている酒場へと手を繋いで駆けていった。
「さて、国王陛下。この後の王都をどうしますか?」
「そうだな。儂が今思っとるのは、10年後ぐらいに国立魔法学院というものを作るか、ということだな。ソヴァール家には代々その魔法学院に通ってもらおう。もちろん、娘も息子もな。それと、リクは闇属性の教師として、カナティアは炎属性の教師として教えてもらう。クラスなどはまだ考えていないが、基本、10歳〜22歳までの子供たちを通わせるつもりじゃ。あ、それと、忘れておったが、王女は生きてるぞ。」
「アナスタシア様が?」
「ああ。お主のことを探しておったぞ。早く行ってやりなさい。」
「はい。国王陛下。」
リクとカナティアの結婚式が国を挙げての壮大な結婚式になり、ほぼ一日中行われたのは言うまでもない。