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第21話　修行①

結構少ないです。すいません。

「では、さっそく始めるぞ。まずは基本魔法だ。これには3種類しかなく、一度覚えると無詠唱でも使える。では、1つ目だ。一回我がやってみようぞ。カナティア、お前にかけるぞ、スペル！」

カナティアがうめいた。

「なぜ二人揃って私に攻撃するのよ。」

「いや、そこにいたから。」

「動機が単純なのよ！ダークフレイム！」

「クー・ド・ヴァン。」

「おいおい、俺を差し置いて勝手に戦うな。俺の訓練じゃなかったのか？」

「あ、ああすまん。この堕天魔王がうるさかったもんで。」

「だ、誰が堕天魔王よ！この借金泥棒が！」

「何だと！やるのか？」

「いい加減にしろ！俺の訓練を先にやってから散々戦え！堕天魔王に借金泥棒！」

「「なんだとーーー！」」

瞬間、彼の体はまた、タグリア一周旅行へといざなわれたのだった。