表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神聖の転生者  作者: 薄明
第1躍 異世界転生
19/231

第15話 事件の予兆


3分身ということはあと1人しか分身はいないわけだな。ということは後が楽だな


そろそろ昼に近いし飯も食いたいからカリータ村に入ろうか。

と気楽に構えていた陸を突然闇が襲い、彼の意識を奪っていった・・・。


「ぐはぁあ。」


意識を取り戻した彼はゴツい石で造られた天井を認めた。見覚えのない天井だった。


「ここはどこだ?一応ステータスを確認するとしようか。」


<<ステータス>>


氏名:平野陸、リク・ソヴァール

年齢:22歳

性別:男

レベル:6

~~~~~能力~~~~~

・コピー能力

・回復魔法

・天気魔法

・闇・無属性

・探知魔法

・空間魔法

~~~~~スキル~~~~~

・無限スキル

魔力、アイテムボックス

~~~~~パーティー~~~~~

・リク・ソヴァール

・カナティア

・アムール

・山口多聞


何だとっ!風属性がなくなってるし、今までに覚えたものが全て消えてるじゃないか!


これでは何もできやしないな。非常にやばい。


仕方ない。


今日は暗いから明日、犯人を探すとして、今日は予定通り、カリータ村へ行こう。




カリータ村に着くと、門番が話しかけてきた。


「こんな遅い時間にどうした?そろそろ閉めようかと思っていたが、」

「少し、色々あってな。一晩止めてほしいんだが。」

「ああ。ちょうどいい。カナティアとかいうやつがお前を見かけたら声をかけてほしいっていっててな。村の真ん中の宿舎にいるから。」


なぜこの門番が人から聞いたのに俺を陸ってわかったんだろうか。


俺、一言も名前を言ってねぇぞ?


まあ、あいつが何かしら特徴的なことでも言ったんだろう。


わざわざ行かなくてもいてくれた。ラッキー。


荘厳なつくりの宿舎に行くとうやうやしくベルボーイが迎えた。辺鄙な村にこんな宿舎があることに驚きつつカナティアの部屋を聞き出し、その隣の部屋をとった。


部屋に行き早速カナテイアを訪れることにした。


「何のつもり?こんなところまで追いかけてくるなんて。あなたストーカーと間違われるわよ。」


いや、お前が呼んだんだろう、とツッコみたかったが、話がややこしくなるのでやめておこう。


「いや。急に覚えた魔法がすべて消えたんだ。つまり今残っているのはちょっとした魔法だけ。」

「あらら。やっぱりあなたもなのね。多聞も艦載機が上がらなくなった、ってさっき隣の部屋から訪ねてきたわ。」


あの老人もか。


「アムールと私は無事みたい。つまり魔術師と魔王は能力が消えないようね。」


俺も魔術師みたいなのになぜ、俺のは消えたんだ?


「そういえば、お前俺の外見とか言った?」

「誰に?」

「門番に。」

「言ってないし、一言もしゃべってないわよ。」

「えっ!?じゃあなんであいつは俺のこともカナティアのことも分かったんだろうか。」

「何の話?それより、これからどうするか話し合わない?」

「ああ、いいけど。」


その謎を残したまま、陸はカナティアたちと少し話した後、部屋に戻り、布団に入った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ