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神聖の転生者  作者: 薄明
第3躍 ~中学生時代~
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第61話 体育祭後

いつもよりだいぶ短くなってしまったので、もう1話投稿することにします。







「で、正弘くん、あれはなにかしら」

「あれ、ってなんですか?」













体育祭の2日後、久しぶりに異世界部に顔を出した正弘に対し、一番にぶつけられた言葉がそれだった。



あまりに唐突すぎる言葉に正弘は一度、聞き返した。



「ゴール直前の話よ。1位だと勘違いして両手上げながらゴールしたら2位だったって話」

「うわぁぁぁ!それは掘り起こさないでください!」



「いいじゃない、しばらく3年生の間でも話題になってたわ、というか学校中あなたの噂で持ちきりだったわよ。例の2年生、だけで話が通じるほどにまでね。」

「あぁぁぁ・・・最悪な黒歴史作った・・・。」


長屋の口から語られた真実に、正弘は自分のしでかしたことを思い返してしゃがみこんで頭を抱えた。




「あ、正弘じゃん。おひさー。」

「来てたのか。早かったな。」



あとから来た隼人や架澄が横を追い抜いていく。異世界部の部室は、騒がしさを取り戻し始めていた。



「皆いるかしら。」

ある程度部員が揃ったころ、長屋が口を開いた。羽山が卒業し、長屋が部長になってからは珍しい光景でもなくなった。



彼女は部室を見回すと話し始めた。



「体育祭も終わったことだし、次の行事、文化祭に向けてそろそろ準備を始めたいと思うの。」

「もうか?早いんじゃないのか?」



「いえ、去年は結構あとからスタートしたわ。でも、あまりギリギリだと雑になりかねない。だからある程度余裕を持ってスタートしたいの。それに今年は3年生が2人しかいないわ。もしかしたら1年生にも演技に入ってもらわないといけないかもしれない。」



「そういえば中1って何人入ったんですか?」

「あら、言ってなかったかしら?」

「何ぶん、ほとんど行ってないもので・・・。」



「3人よ。もちろん自分らから入部しますって言ってきたわ。元部長がやってたようなあんなことはもうしていないわよ。」

俺が少し複雑な顔で現部長を見ていると、心外そうに自分から話してきた。




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