第9話 新たな仲間?
少しサボってしまいましたが、次に進みます。
「森の中心部に来たのはいいが、魔物が全然出てこねぇなぁ。」
とつぶやいてみると、それがフラグとなったのか何処からか叫び声が聞こえてきた。
「うわああぁぁぁぁ!」
どこからだろうか。近づいて行ってみよう。
さて、ここらへんかな。
・・・あ、冒険者らしき人と魔物が戦っているなぁ。
よし、ここは力を調べるために俺が戦うか。
「キシャァァァァァァァ」
うわ、糸、はいてきた!
「アブねぇな。グラビティプレス!」
「キシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ、グシャッ」
あ、つぶれた。
『ピコン』
ん?何を覚えたんだ?
『スピン(糸をはく魔法)を覚えた。』
これ、使うときあるのか?まぁ、いいや。
えーと、スピンの説明は・・・何?絶対切れない糸?あとで確認するか。
と、冒険者らしき人が話しかけてきた。
「見慣れん顔だな。どこから来たんだ?」
「え、どっか別の世界から。」
「ってことはまたあの神様召喚しよったか。」
こいつ、神様をさり気なくバカにしよる・・。というか普通助けてもらったら礼を言うのが普通じゃね?そのくせこのおっちゃん、ありがとうの「あ」の字もいわねえ。
「お前、さてはこの俺に礼を言ってほしそうだな。」
げ。全部読まれてる。
「普通じゃねえのか?助けてもらったら礼を言うのって。」
そう言うと彼は怪訝そうな顔をした。そして驚いた顔をした。
「お前、それでよく今まで生きてたな。」
3回ぐらい死んでると言うと彼は大笑いした。
「そうだった。この世界には死は300年生きてから来るんだった。まあいい。俺は山口多聞元提督。お前と同じく昔この世界に連れてこられた。元は太平洋戦争で艦とともに死ぬはずだったんだがいきなり連れてこられてな。おお、そうだ。貴様、誰かとペアを組んでいるのか。もしそうなら(面白そうだから)私も入れてくれ。」
そういうとこの元提督はきれいな敬礼をしてみせた。なんとなくノリで敬礼を返すとやり方が違うと怒られ、30分後、カナティアが気になって見に来るまで特訓は続いた。
陸は山口多聞を手に入れた
山口多聞は意外に使えるときがあった。
例えば大河の渡し場で船頭がぶっ倒れたとき彼はさらっと大きな船を操り川を渡ってしまった。
また、巨大なモンスターであるトロールを倒すときも彼の戦術がとても役に立った。
だが時々彼は
「飛龍、今度は死なせん。」
と口走る時があった。だが、ただの魔王と引きこもりには意味はわからなかった。
さて、新たな仲間が加わったところで1度ステータスを確認してみようか。確か多聞は風魔法の上位互換である烈風属性を持っていたような・・・。
<<ステータス>>
氏名:平野陸
年齢:21歳
性別:男
レベル:20
~~~~~能力~~~~~
・コピー能力
・スピン
・重力魔法
・フレイング:人叩魔法
・電力魔法:エレクトリカルカレント
フレミングレフトハンド
・爆発魔法:エクスポローションアテンプテッド
・空間魔法
・転移魔法:登録した6箇所のみ(自分だけ)移動できる
・物質転移魔法:物質のみ移動できる
・回復魔法:基本、ヒールまたはリカバーで大抵の傷は治せる
・ヒール:小さい怪我のみ治すことができる。下級魔法。
・リカバー:骨折などの中位の怪我を治す。下級魔法。
・天気魔法
・霧雨:霧のように細かい雨。魔力によって攻撃力が違う。
・ブリーズ:そよ風。
・風属性→烈風魔法
・風刃
・闇属性
・ダークミスト:自分にまとうもの。一定時間の間、身体能力が上昇する。
・無属性
・パンツを盗む魔法
・下着を盗む魔法
・探知能力
・地形探知
・周辺探知
・物質探知
・魔力探知
~~~~~スキル~~~~~
・フロータースキル:浮遊能力
・操縦スキル
・操海:名の通り海を操る能力