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神聖の転生者  作者: 薄明
第3躍 ~中学生時代~
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第28話 今月の一大イベント~~~!!

今年最後の投稿3話です!

1ヶ月が過ぎた。


この学校は6月に体育祭をやって10月に文化祭が行われる。今月の一大イベントは体育祭だ。




他はどうなのかは知らないが、この学校は一人1競技は選んで決めないといけないらしい。その競技決めに一時間を費やすことになったが、わずか一時間で決められようものなら朝礼で決められるだろう。




「じゃあ一人一つ、やりたいなら2つやっても良い。やりたい種目を選んで白板に名前書いていってください!」




級長がそう叫ぶ。すると何人もが我先に前に走り出す。正弘は白板に群がる人の群れを後ろで眺めながら何にしようか考えていた。



ふと横に海里が立った。しばらく無言が続く。彼女が何を言いたいのかはわかる。



「お前はどうするんだ?」

「まさくんが選んだやつにしようかな。」

「俺は足もあんまり速いほうじゃないから大縄跳びにしようかなって。」

「そう、じゃ私もそうするわ。」


「マサは大縄跳びか。しょうもねぇな。俺は150m走にするぜ。」

「しょうもないとは何だ!」

「漢なら走りで勝負しろ!」

「受けて立ってやる!」

「まさくん、いいの?」

「どうにかなるさ。」


「私は大縄跳びにするね。」

「ああ。カミ!俺がお前に勝ったら飯、おごってもらうぞ。」

「ふっ!俺に勝てると思うなよ。俺がマサに勝ったら何をしようかな?」

「なんでも良いぜ。」

「今はやめとこう。勝ってから考えよう。」

「ずるいぞ、カミ!」

「お前が俺に勝てば良いんじゃねぇの?」

「ぜってぇ、勝ってやる。」



言ってから気づいた。俺、カミの挑発に乗ってるじゃん。今さら、やっぱ今のナシ、は恥ずかしいし、やってやろうじゃねぇか!



















食卓で家族と飯を食べていると、母さんが体育祭のことを聞いてきた。



「体育祭、何の競技に出るの?」

「私は大縄跳びにしたわ。まさくんったら神村くんに挑発されて乗っちゃってたよ。」

「それは言わないでくれよ。」



食卓を笑いが囲む。彼は数日前を思いかえした。静かな食卓を。彼は頭を振ってその記憶を頭の片隅の隅に追いやると家族の食事に気持ちを向けた。


























翌日から、体育の授業は体育祭の練習をすることになった。主に行進の練習や大縄跳び、クラス対抗リレーの練習をするらしい。




俺はこの日からカミに勝つために毎朝・夜ランニングをすることにした。クラブは基本武道部に行くつもりだ。異世界部もたまに行くが。


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