表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/15

初投稿です。

短めの連載を予定しています。

私の名前はアリス。19歳。職業はお手伝いさん。


15歳までは普通の子と同じように街のスクールに通っていた。でも、卒業を控えた年の夏に父が病気にかかり、手術をして入院することに。なかなか退院ができなくて、父は仕事を辞めざるをえなくなり収入はゼロ。ちなみに私は父子家庭だ。わずかな貯金は父の手術代と入院費、アパートの家賃でどんどん減っていった。


このままでは持ち金がなくなってしまう……。


そんな現状で切り捨てるものは決まっていた。スクールだ。あの学費がなければなんとか暮らしていくことができる。今は勉強よりも生きることが大事。だから、私は泣く泣くスクールを退学した。


これからどうしよう……。


楽しかった学校生活に終止符を打ち、とぼとぼと街を歩いていた。すると、レンガ造りの建物の壁に貼られた1枚の紙が目に飛び込んできた。


『お手伝い募集します』


条件は15を過ぎた女性なら誰でも可、とのことだった。

これだ!とすぐにひらめいた。

これなら私にもできるかもしれない。スクールを退学して、学歴も資格も取り柄もないこの私にだって。それに、そこそこ時給がよかった。これなら父の入院費を払うことができるし、どうやら住み込みらしいので家賃もいらない。


私はすぐにその求人用紙を持って、募集先の住所へ急いだ。優しそうな男性が一人で面接をしてくれて、その場ですぐに「採用」の言葉をもらった。


あれから約4年――――。


私は、国からこの街の警備を任されている第3護衛騎士団の団員詰所にてお手伝いさんをしている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ