登場人物紹介(ネタバレにならない程度に)
登場人物紹介です。話が進むにつれて情報を修正していきます。
とりあえず今はこの段階で……
日本サイド登場人物
・ロック(紀伊甚六・キイ=ジンロク)
日本の鍵師。27歳。
業界ではその名の知れた腕前。
孤児院出身のため、家族は不明。
中学卒業と同時に師匠である水無月厳(ミナヅキ=ゲン)に住み込みで弟子入りし、20歳の時に独立する。
異世界に行ってからは、弟子をとったことと、師匠の跡を継いだというプレッシャーから、若干本来の性格を抑えている部分がある。
魔法の属性は皆無。
そのために無属性魔法しか使えないが、自分の力だけで具現化することはできない。
魔力を流すくらいまでは覚えたため、魔道具なら使えるが繊細なコントロールはできない。魔力量だけは化け物クラスらしい。
かつて仕事重視だったために恋人に振られたことがある。
そこそこの酒好き。
かつて煙草を吸っていたが、今は禁煙している。
愛車は四駆。
実は治癒魔法が通用しない。
何故か知性を持つモンスターと縁が深い。
・ゲン=ミナヅキ(水無月 厳)
ロックの師匠。
業界ではその名を知らぬ者はいないほどの凄腕鍵師だった。
ロックが一人前になったのを見届けると異世界に渡る。
そのまま異世界で結婚し、生涯を終える。
死因は病死。
ロック同様、治癒魔法が効かない。
フランの両親とともにメルディアを立ち上げ、異世界でもその名を轟かす鍵師となった。
妻であったマリーンとハンナの孤児院に引き取ってきたアイラとジーナに鍵開けを教えている途中で逝去する。
・流山 鈴花
『流山ユニフォーム』という作業服中心の服飾屋を営む。
ロックとはゲンに弟子入りした頃からの腐れ縁。
頼れるお姉さん的な存在。
実はロックとは非常に深い縁を持つ。
七宝の親父とはかなり親しい。
異世界出身。『堕ちた女神』の関係者であり、その力を最も強く受け継ぐ者。
何かにつけてロックを気にかけるが、真実を知られて関係が壊れることを危惧している。
色々な手段でロックを護る手段を講じている。
・七宝の親父
通称親父さんで通っている。
本名はラリー=ニルセン。
かつて大迷宮を踏破したパーティの一員で、初代勇者。
といっても純粋な異世界人であり、神々の祝福を受けていたとされている。
愛剣『エクエス』は知性ある剣だが、日本(地球)は魔力がほとんど無いために休眠状態。
堕ちた女神の関係者。
彼の役割は鈴花とロックを守護すること。
だが、持ち前の気楽な性格のせいか、面倒ごとも深く考えない。
人当たりよく口調も丁寧だが、その剣の腕はドラゴンすら一刀で屠る。
酒好きが高じて日本で酒屋を始めてしまい、暇さえあれば各地の地酒を仕入れにいっている。
その味覚は確かで、一流料亭にも卸しているほど。
かつてのパーティの魔道士の女性と結婚したが、妻はほとんど表に出ない。
どのような方法で日本に来たかはまだ不明。
盗賊ギルド「メルディア」メンバー
・アイラ
15歳
駆け出しの鍵師。
狐人族。
身長は150後半
孤児だったところを妹のエイラと共にゲンの妻マリーンの孤児院に拾われる。
ゲン=ミナヅキの最後の弟子としての自負のせいか、ロックと出会うまではかなりテンパリ気味だった。
狐人族の種族特性で実力を認めた異性に好意を寄せる傾向がある。
鍵師としての実力は異世界ではそこそこ。
探索能力に優れており、斥候職としてはかなり優秀。
・ディノ=ロンバルド
年齢不詳
メルディアの魔道顧問。
本人は魔道士協会のトップを勤めているが、根っからの冒険好きなのと、かつての親友ゲンとの約束のためにメルディアをサポートする。
ほぼ全ての属性魔法を使える天才(天災?)
独自に創造した魔法も多数ある。
妻子あり(妻一人、娘二人)
かつての勇者パーティを目標に長くダンジョン探索者をしていた。
ゲンの死後は日本に数回訪れて鍵師のスカウトを行っていた。
各国の重鎮と深いかかわりを持っている。また、意外な交友関係がある。
コーヒー好き
・フランチェシカ=メルディア
通称フラン
19歳
盗賊ギルド「メルディア」の若きギルドマスター
亡き両親の遺志を継ぐべくギルドマスターになった。
ややドジな一面があるため、前線には基本的に出ない。
統括的な立場でその実力が発揮できる裏方タイプ。
実は婚約者がいるが、ギルドの存続を優先しているために最近疎遠になっている。
・ロニー
メルディア専属の剣士
年齢は20代後半らしい。
身体能力、剣技ともに一級品
とある事件に巻き込まれて自分を見失い自暴自棄になっているところでゲンのいたメルディアと出会う。
いつも笑顔を絶やさず、言葉ののんびり口調。
愛用の大剣は剣術の師より受け継いだもの。
・リル=カルヒネン
ギルドの受付担当。
20代半ばくらい。
色っぽいお姉さん的立ち位置。
実は放逐されたユーフェリア第一王女リルファリア。
かつて王族が起こした大不祥事の責任を取るために放逐された。
カルヒネンは自身の助命を嘆願してくれた恩人の姓。
色々なネットワークを持っており、怒らせると怖い人。
可愛いもの好き。
・デリック=マッキンレイ
40代
元ユーフェリア騎士団副団長。
リルの放逐に付き合って国外に脱出した。
現在はメルディアの経理担当兼受付の護衛。
プルカにて知り合った歳の離れた妻と最愛の一人娘がいる。
・ガーラント
30代後半
重戦士
ハンマーや斧を主力武器にしている戦闘&筋肉バカ。
酒と女と戦いさえあれば何もいらないらしい。
メルディアと冒険者を兼業している。
自慢の筋肉を維持するためにかなりの時間を割いている。
・ルーク
光の神殿の系列の神官であり、ゲンの嫁マリーンの部下。
20代後半。
メルディアには依頼を請けて参加するため、常時ギルドにはいない。
依頼料は神殿へのお布施兼孤児院の運営費用いなるため、探索者としての売買益は貴重な個人収入。
最近、生え際が後退していることを真剣に悩んでいる。
・アルバート
20代前半
イケメン盾役
体の線は細いが、卓越した盾術と魔法を駆使して対象を護る護衛士。
ガーラントからの紹介でメルディアに参加。
探索は好きだが、恋人との結婚資金を溜めるために色々と仕事を受けている。
主に護衛の仕事をしているため、なかなかギルドに顔を出さない。
・サーシャ
20歳くらい。
学院に入学を拒否されて茫然自失のところをディノに拾われてそのままメルディアに参加。
無属性魔法を使える数少ない存在だが、本人はそれを隠していた。
感情を表現するのが苦手で、時折高慢な表現になってしまうことがある。
ディノの弟子として魔法の研究に没頭している。研究のおかげで、魔力量は多くないが全属性に対応できるようになった。
・ジーナ
猫人族
13歳
アイラたちより少し遅れて孤児院に来た少女。
ゲンから鍵の手解きを受けたが、初歩の段階で死別したためになかなか上手くならなかった。
いつもはアイラの補助とカウンター業務の手伝いをしている。
実はアイラと同レベルの索敵能力を持っているが、本人は気付いていない。
・ミューリィ=ミューレル
ミューレルの森のエルフの氏族長の娘
無理矢理結婚相手を決められそうになったので家出したらしい。
ディノとは古い付き合い。
年齢の話は禁句。
無類の酒好きだが、ダンジョン探索の前には酒を抜くという真面目な一面も。
精霊魔法に優れ、無属性以外のほぼ全ての精霊と交渉できる。
通常の属性魔法もかなりの使い手。
かつてはかなり名の知れた冒険者兼探索者で、その関係筋からの仕事をメルディアに回していた。
ゲンと知り合い、その人柄に興味を持ってメルディアに参加。
魔道士協会にも所属しており、一応幹部だが会合などには一度も出たことがない。
その他の関係者
・セラフィナ=リスタ
14歳
プルカにてダンジョン管理を任されているリスタ男爵家の一人娘。
父親によって貞操帯をつけられてしまった。
母親の指示でロックを篭絡するためにメルディアに入ったが、次第に本心から好意を寄せるようになる。
魔道士としてはまだ未熟だが、その資質はディノの折り紙つき。
やや控えめな性格を直したいと思っている。
・デルフィナ=リスタ
セラフィナの母親。
かつては二つ名を持つほどの冒険者。
格闘術に長ける。
その経験を活かしてダンジョン管理を行い、頭角を現す。
夫は現在、別荘にてお仕置きという名の軟禁状態。
だが、その状況でも仕事に何の支障もないほどに有能。
ロックの実力を目の当たりにし、セラフィナを篭絡のために送り込む。
・リーゼロッテ=ペトローザ
年齢は17歳くらい。金髪縦ロールの御嬢様。
プルカにてダンジョン関係の斡旋や紹介、アイテムの買取や販売などを営む大商会、ペトローザ商会の若き会頭。
自らに利益を与えると直感した者には愛想良いが、不利益を与えた者には非常に厳しい。彼女のお眼鏡に適った者はそうはいない。
密かにロックを自社の専属にしようと企んでいる。
居住する屋敷の使用人は皆、元は凄腕の冒険者であり、それを纏めるリーゼロッテも相当な実力とされているが、その実力を見た者はいない。
・タニア
褐色の肌に茶髪のポニーテールが普段の姿。20代前半
ギルドに併設された酒場兼宿屋の看板娘兼料理人。
ロックの持ち込んだ調味料や食材によって、料理の新しい道を開いた。
元はユーフェリアの特務部隊の隊長。
色恋話が好き。
ただし、本人には浮いた話が一切出てこない。
・キール
ギルド御用達の道具屋。30代前半、金髪アゴヒゲ。
武器防具からマジックアイテムまで幅広く扱う。
ギルドとの付き合いが始まったのはそんなに古くなく、フランがマスターになる直前くらいから。
それ以前の彼の行動を知る者は非常に少ない。
ロックの持ち込んだ南京錠を売り出そうとしている。
・ノワール
黒竜(雌)
勇者に傷を負わされ、ウィクルの宝箱に逃げ込んだ母親を救うためにロック達に助けを求めた。
母親が静養することになり、ロックが預かることになった。
ロックの魔力操作の師でもある。
彼女のサポート無しではロックは無属性魔法を実現することすらできない。
どこまでも自由な存在。
・アラクネ
クランコに何故か存在していたモンスター。
何故かロックには敵意を見せなかった。
勇者達に殺されたが、何者かの手により、ロックの従魔となるべく復活した。
・桜花
ロックの従魔。勇者に殺されたアラクネが復活した姿。
現在、幼女から少女の形態に成長中。
見た目はぬいぐるみの蜘蛛に少女の上半身が乗った姿。怪力。
既に大人を狂わす魔性の女と化している(主に可愛らしさで)
ユーフェリア勇者
・白井 小夜子
16歳
とある中高一貫校で図書委員をしていた。
召喚されて賢者となる。
主に後方支援を行っている。
召喚自体に疑問を抱いているが、日本に帰る手段を探してもらう条件で従っている。
苦労人で唯一の常識人。
母親と二人暮しだった。
将来は看護師になるのが夢。
・赤沢 健斗
14歳
召喚されて剣の勇者となる。
ゲーム好き。
イケメンリア充爆発しろ。
バカなので、今回の召喚に何の疑問も感じていない。
ゲーム感覚で好き放題している。
徐々にその行動に異常性が見えている。
・青木 香苗
14歳
召喚されて魔道士となる。
赤沢の幼馴染。
赤沢のことが好きで、嫌われたくないので常に赤沢を支持している。
赤沢が戻る意志が希薄なので元の世界に積極的に帰りたいとは思っていない。
転移魔法を使うことができる。
・緑川 友紀 (みどりかわ ゆき)
14歳
召喚されて槍の勇者となる。
赤沢、青木とはゲーム仲間。
ダンサー志望だったが、赤沢に一目ぼれしてからは赤沢につきまとっている。
可愛いものが好きで、自室には手作りのヌイグルミがある。
喋り方に特徴がある。




